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T2ダイヤモンド4日目
●男子シングルス準決勝
許シン(中国) 7、7、−9、6、4  張本智和(日本)

世界ランキング2位、29歳の許シンに立ち向かうのは、同5位、16歳の張本智和。過去6回の対戦はすべて許が勝っている。

 1ゲーム目も許ペース。7−3から7−6にして追い詰めるも、張本は7−11で落とす。連敗している許からの重圧なのか、普段しないようなミスが出た。
 2ゲーム目、許のドライブが唸りを上げ、張本を襲う。許のドライブの力と質が高すぎ、ブロックが止まらない。11−7と許がゲームを連取した。
 3ゲーム目、なんとか食らいついていきたい張本。5−5、ラリーの主導権を奪いたい張本。6−5、6−6、7−6から台上フォアフリックで8−6。ドライブを決められ、8−7となったところでタイムアウト。次を許の裏面バックがミスして9−7。2本打ちミスで9−9、10−9と先にゲームポイント奪った。ここで許は裏面ドライブをミスして、張本がゲームを取り返した。
 4ゲーム目、3−3から4−6、5−9とリードを奪われた張本は、このゲームを6−11で落とした。許のドライブが張本のブロックをはじいてしまう。
 5ゲーム目からFAST5に入ったが、3−3から張本の打ちミスで3−4となるが、次をチキータで決め、4−4。最後はフォアドライブで決めにいった張本のラケットが空を切り、許の勝利が決まった。

 許のドライブの威力ゆえに、先に攻撃を仕掛けようとする張本。それが打ち急ぎとなり、ミスにつながってしまう。ドライブの重圧が張本の攻撃を狂わせている。
 世界ランキング2位と5位の間には、ボールの威力という大きな溝があるようだ。
「いつものように試合がすることができた。優勝したら賞金をどうするか? 子どものために使うよ(笑)」と許シン。
 張本は夜の3位決定戦で林高遠と対戦する。

●張本のコメント
・・・試合を振り返ってどうですか?
「毎回同じパターンで、フォアドライブを取れない。それでも3ゲーム目を取ってチャンスはあったけど、簡単なドライブミスだったり、サービスが(台から)出てしまう。どこでやっても後1、2本が取れない。最初はチキータで攻めた。点は取れたけど、返されたらどうしようもなくて、3ゲーム目からストップに変えて、相手の打ちミスもあった。相手の凡ミスがなければ勝ちはない。4ゲーム目からサービスを変えられた。相手もどんどん進化している」

・・・ワールドカップもあるし、越えなきゃいけない壁ですね。
「勝ち方が全然わからない。勝ち上がって、何回も(彼と)やっていって慣れるしかない。次も中国選手ですけど、今の相手よりは少し下なので、自分の持ち味を出したい」

・・・何回もやっていても、あの許シンのボールは対応できないですか?
「誰も打てないボールなので、練習のしようがない。今回、坪井さんも練習相手してくれて、できる限りの良い準備はできたけど、それでも許シンは全然レベルが違いました」

・・・具体的に言うと、彼のボールはほかの選手と何が違うんだろう。
「普通は横(回転)が入っているとスピードは落ちるのに、彼のドライブはまっすぐと同じスピードに横が入っているので、オーバーミスしてしまう」

・・・あのドライブの威力があるので、打ちミスが出てしまうのかな。
「ストップが浮いてきたのに焦ってしまう。最後(4−4)のボールもそうです。そういうミスはゼロにしないといけない。ラリーをしていては絶対勝てない。浮いたボールに対するミスもなくしたい」