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 本日より、徳島・とくぎんトモニアリーナにて2019日本リーグプレーオフJTTLファイナル4がスタート。前期・後期の総合成績上位4位チームによる年間王者をかけた戦いがスタートした。
 昨年までのファイナル4は、まず総合成績1・2位が対戦し(対戦A)、勝利したチームが決勝に進出。次に総合成績3・4位が対戦し(対戦B)、勝利したチームが準決勝へ。準決勝では(対戦A)の敗者と(対戦B)の勝者が対戦し、勝利したチームが決勝進出。そして(対戦A)の勝者と決勝を争うという複雑なトーナメント方式だったが今年よりトーナメント方式が変更に。総合成績1位と4位、同2位と3位が対戦し、それぞれの勝利チームが決勝で戦うこととなった。
 初日の今日は男女準決勝2試合ずつが行われ、明日の決勝カードが決定した。

【準決勝】
◆男子
<シチズン時計(総合4位) 3-2 東京アート(総合1位)>
○酒井 -4、4、7、-5、16 吉村
 笠原 -7、-10、-6 吉田○
 笠原/上村 -5、-6 吉村/坪井○
○御内 8、-13、8、7 村松
○上村 7、8、10 高木和

<愛知工業大(総合3位) 3-2 協和キリン(総合1位)>
○田中 6、-5、8、-8、10 松平
 木造 -10、10、-9、8、-12 平野○
 松山/髙見 -10、10、-10 平野/渡辺○
○髙見 6、8、8 後藤
○松山 11、-7、6、2 渡辺

 男子は2試合ともにラストまでもつれた末に、総合3位の愛知工業大と同4位のシチズン時計が下克上で決勝に進んだ。
 東京アート対シチズン時計はトップの酒井対吉村がフルゲームジュースまでもつれ、ともにマッチポイントを奪い合った末に酒井が勝利。2、3番を東京アートが快勝で取り返したが、4番のカット対決に御内が勝利。ラストはラッキーなポイントが続いた上村がストレートで高木和を退け、2年連続のファイナル4決勝進出を決めた。
 東京アートは前・後期日本リーグ、全日本実業団、全日本総合団体と今年度団体戦4冠をつかんでいたが、ファイナル4のタイトルを逃し、グランドスラム達成を逃した。
 男子準決勝もうひと試合は1、2、3番がフルゲームジュースと、こちらも激戦。トップの松平対田中は松平が5ゲーム目10-8でマッチポイントも、ここから田中が4本連取で逆転勝利。2番は平野が木造を振り切ってタイに戻すと、渡辺とのダブルスでも全日本準優勝ペアの松山/髙見に勝利し、協和キリンが王手。しかし髙見が隙のないプレーで後藤を破ると、最後は松山。回り込んでバックストレートへの強烈なドライブを連発し、渡辺をノックアウト。愛知工業大を初の決勝へと導いた。
 今年の愛知工業大とシチズン時計の対戦は1勝1敗。前期でシチズン時計が3-1、後期は愛知工業大が3-0で勝利している。

◆女子
<中国電力(総合1位) 3-2 デンソー(静岡)>
 宋 8、-6、-9、-3 馬克○
 庄司 -8、-3、10、-9 野村○
○土田/宋 -9、10、8 永尾/阿部
○土田 -9、6、9、8 永尾
○成本 -5、8、6、10 阿部

<十六銀行(総合2位) 3-0 日立化成(総合3位)>
○徳永 11、-7、4、-13、6 牛嶋
○安藤 6、9、-5、10 近藤
○山本/加藤杏 6、-8、9 後藤/牛嶋

 総合1位の中国電力はデンソー相手に前半の宋、庄司が流れをつかみきれないまま押し切られ、いきなり2敗と後がなくなる。しかし、高い実力を誇る土田/宋が競り勝つと、4番の土田がしつこいラリー戦で永尾に勝利。ラストの成本も1ゲーム目を奪われたが、阿部を揺さぶって3ゲームを連取。前半を終えて0-2のビハインドから大逆転で決勝進出を決めた。3時間近い接戦となったが、チームとしての充実ぶりを感じさせる圧巻の勝利だった。
 十六銀行と日立化成のカードは、トップの徳永が接戦の中でも最後まで牛嶋のカットを打ち切り十六銀行が先勝。続く2番はルーキーながらエースの働きを見せる安藤が田代相手に堂々としたプレーで勝利。前半に並べたルーキー2人が勝利して十六銀行が王手。ダブルスも日立化成ペアのカットをじっくり見極めて攻めた十六銀行ペアが奪い取り、快勝で決勝に駒を進めた。
 これで明日の決勝は中国電力と十六銀行。日本リーグは前期は十六銀行、後期は中国電力が制している。また、全日本実業団で十六銀行、全日本総合団体で中国電力が優勝と今年度の国内団体タイトルを分け合っている両チームの対戦だけに、熱戦が予想される。今年の日本リーグでは中国電力が2勝。全日本実業団では十六銀行、全日本総合団体では中国電力に軍配があがっている。