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●女子シングルス1回戦
伊藤美誠 −10、6、−7、4、−4、3、10 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
陳幸同(中国) 3、7、9、5 馮天薇(シンガポール)

 最終ゲーム10−9で迎えた2回目のマッチポイントで、伊藤の渾身の回り込みスマッシュが鄭怡静のバックブロックにつかまり、伊藤のフォアサイドを駆け抜ける。しかし、最終ゲーム11−10で迎えた3回目のマッチポイントで、フォアに送ったバックハンドが辛くも決まり、昨年のグランドファイナルで3−4で敗れた鄭怡静に勝利した。試合時間はほぼ1時間ジャスト。

 1ゲーム目、10−7のゲームポイントから逆転されたのが苦戦の幕開けだった。ナックル系のロングサービスから、バック対バックでどっしり構えて、細かいコース変更やフォアサイドへの強打を狙う。相手への「やりにくさ」で勝負する伊藤のお株を奪うように、巧みな緩急でミスを誘う鄭怡静。バックハンドは非常に低く、ストレートにカウンターするのは難しい。

 常にゲームを先行され、取るゲームは出足から大量リード。選手としては非常に嫌な試合展開だったが、伊藤は最終ゲームの終盤、7−7からレシーブで2本回り込んでエースを奪って、粘る鄭怡静を振り切った。お互いに全力を出し尽くすというより、互いの長所を封じることに意識を置いた一戦。これで伊藤は今夜の準々決勝で、丁寧を破った佐藤瞳と相まみえる。