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●女子シングルス1回戦
孫穎莎(中国) 7、−9、−9、2、8、4 何卓佳(中国)
陳夢(中国) 7、−8、−10、−12、11、8、6 銭天一(中国)

●男子シングルス1回戦
林高遠(中国) 11、9、8 −4、−8、4 オフチャロフ(ドイツ)
カルデラノ(ブラジル) 6、9、−12、4、6 水谷隼


 女子シングルス1回戦に続いて、男子シングルス1回戦が行われ、カルデラノと対戦した水谷は1−4で敗戦。選考レースを争う丹羽孝希が欠場したグランドファイナルで、丹羽とのランキングポイント差(495ポイント)を上回るために必要な「準決勝進出」という条件を満たすことができず、東京五輪・卓球競技の男子シングルスの代表切符、2枚目は丹羽の手に渡った。

 1ゲーム目から、プレー中の表情にもうひとつ覇気がない水谷。腰の故障の影響もあってか、3球目もバックドライブが主体で、なかなか回り込む足がない。9−10からのレシーブエースで逆転した4ゲーム目を取り返したが、ラリーからフォアに振られると逆襲を許すシーンが多く、カルデラノの豪打を防ぎきれなかった。「試合を振り返って、納得のいくボール、良いプレーがひとつもなかった」と試合後のコメント。水谷は残る伊藤との混合ダブルスで優勝を狙う。準決勝の相手は香港の黃鎮庭/杜凱琹だ。

 女子シングルス1回戦では、東京五輪代表を狙う孫穎莎と陳夢が「あわや」という場面も。孫穎莎は河北省チームのチームメイトである何卓佳に、両ハンドドライブをしつこく返され、一時はゲームを1−2とリードされた。もっと危なかったのは陳夢。左腕・銭天一の懐の深い両ハンド攻守に、押し込んでもうまく盛り返され、ゲームカウント1−3の9−9まで競り合った。まだチャンスがある東京五輪代表の座をつかむためにも、負けられない戦いだ。