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●男子シングルス準々決勝
馬龍(中国) −9、8、−7、4、−8、9、8 梁靖崑(中国)
樊振東(中国) 10、5、7、−5、9 カルデラノ(中国)

 大会第3日目の12月14日は、男子シングルス準々決勝の残り2試合からスタート。初戦の馬龍対梁靖崑戦は全く互角の大熱戦。両選手ともよく似たスタイルで、安定したバックドライブでチャンスを作り、すかさずフォアでカウンター。両者とも1ゲーム目から声を出すほど気合いが入っていた。

 最後にフォアクロスへのフォアのカウンタードライブを決めた馬龍は大きく1回転してガッツポーズ。「世代交代はまだ許さない」と言わんばかりのガッツを見せた。

 その試合を、コートに一番近い関係者席から見守っていたのが中国卓球協会の劉国梁会長。その横にいる、帽子を目深にかぶった黒ずくめの男は……、かつての馬龍のライバル・張継科だった。そろそろ去就をハッキリしなさい。

 続く樊振東対カルデラノは、1ゲーム目からカルデラノのストレートへの豪打が全開。7−2、9−5とリードを奪い、勝利した前回大会の再現なるかと思われたが、ここから樊振東が6点連取で大逆転。カルデラノは「樊振東! 4比0!」とストレート勝ちを期待する観衆の前で、4ゲーム目を返したが、得意とする両ハンドのストレート攻撃が冴えた樊振東が勝利した。これで中国は男子シングルスの4強を独占。準決勝は今夜行われ、馬龍対許シン、樊振東対林高遠という対戦カードだ。