卓球王国7月号 好評発売中!
サイト内検索
スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
●女子シングルス準決勝
陳夢(中国) −10、8、5、11、11 伊藤美誠
王曼昱(中国) 9、3、8、3 王芸迪(中国)

女子シングルス準決勝、伊藤美誠は陳夢に対し、1ゲーム目1−9から大逆転で奪うも、1−4で敗れて3位で大会を終えた。

激戦の混合ダブルス決勝から、休憩時間は2時間ほど。「体力は以前よりもついてきているし、疲れはない」という伊藤だが、試合中に腰に痛みを感じたという。「骨が痛いか、筋肉が痛いかわからないんですけど、試合中に痛みを感じて、今は歩くだけでも痛い。3ゲーム目の5−10くらいのところで痛いと思った」(伊藤)。

1ゲーム目の1−9からの大逆転は、バック表の変化で相手のミスを誘い、11−10からロングサービスでのサービスエースで得点。強打・強打での逆転ではなく、最後まで冷静にプレーしてゲームをひっくり返すあたりは、さすがの「強心臓」だった。しかし、6−3とリードした2ゲーム目に6点連取で逆転され、一気に試合の流れを引き寄せられなかったのは惜しまれる。「2ゲーム目を取り切れなかったのが(試合を)離せなかったポイント。1ゲーム目を取った後の2ゲーム目は大事だなと思いました」と試合後に語った。

4ゲーム目以降もスコアは競り合ったが、レシーブからの多彩なテクニックを見せることができず、陳夢の得意とするバック対バックの展開からミスが出るシーンが多かった。これまで大きな故障がなかった伊藤だが、これだけプレーのレベルが上がれば、身体への負担も相当大きなものになる。東京五輪に向け、身体のケアも今まで以上に重要になる。

「この1年、自分の中ではすごく成長できた年です。実力が上がったなと感じる大会もあった。来年の1月に五輪代表が発表になりますけど、東京五輪の前に目の前の1試合1試合をやりきること。ワールドツアーも大事ですし、目の前の1試合を勝ちきって五輪につなげていきたい。どんな状態でも勝てるように、たとえばすごくヘトヘトの状態でも。そして実力を上げることが最優先です」(伊藤)

 女子シングルス準決勝のもうひと試合は、ワンサイドゲームで王曼昱が勝利。ともに国家チームでは、張継科の担当コーチとして有名だった肖戦コーチの指導をうけるふたり。ここまで対戦相手をバック対バックで押し込んできた王芸迪だが、バックの回転量とコース取りでは王曼昱が一枚上。さらに王曼昱は、王芸迪のお株を奪う思い切った回り込みドライブを連発し、あっという間に勝負を決めた。同年代の孫穎莎に差をつけられた感のある王曼昱だが、今大会のプレーは気迫に満ちあふれている。