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 ITTF(国際卓球連盟)が主催するワールドツアーのグランドチャンピオンを決める、ITTFワールドツアー・グランドファイナル。もちろん、生粋の国際大会なのだが、今大会の雰囲気はまるで中国の国内大会。全中国運動会か何かのようだ。

 海外からわざわざ中国まで応援に来るのは、日本の一部の熱心なファンだけだし、会場の雰囲気が圧倒的に中国びいきになるのは致し方ない。しかし、中国選手と海外選手の対戦になると、ゲーム間にアナウンサーが中国語で中国選手の応援をあおり、会場は中国語の大声援に包まれる。さすがにこれは、両方の選手にエールを送ることができないものか。中国選手のサポーターが作った横断幕が四方を埋め尽くし、中国選手のサービスがフォルトを取られると悲鳴やブーイングが起きる。

 大会の人気No.1は、圧倒的に馬龍。アナウンサーがゲームの合間に会場のファンにインタビューすると、例外なく好きな選手は「馬龍」。男性ファンまで「我愛ニィ、馬龍!(愛してます、馬龍)」と言ったほど。また、会場でのクイズで「歴代のグランドファイナル最多優勝選手は?」という問題に対して、「馬龍!」と答えた女性ファンは優勝年度から開催地までスラスラ答えて、観客をたじろがせたほど。ホテルには馬龍をひと目見ようと、女性ファンが大挙して詰めかけている。

 ちなみにメディアシートにも、例によって、どこから潜り込んだのかという馬龍の女性ファンが一番良い席を取っている。メディアどころか、ホームページにスコアを入れるスタッフでさえ、馬龍が1点取るたびに大きな拍手を送るほど。記者席の他の中国メディアも、7割くらいはどうも仕事をしているように見えないのは、いつものことだが……。