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 今大会、卓球界初のビデオ判定が導入されることが大会前に発表された。審判の判定に対して選手は2回まで、ビデオ判定による「チャレンジ」を要求することができ、成功すれば回数は減らない。

 大会を通じて、選手がチャレンジを行った回数は決して多くはない。女子シングルス準々決勝の劉詩ウェン対陳夢戦でエッジかサイドかのチャレンジが一度あったが、その他はほとんどがサービスへの判定に対するもの。トスの高さが16cm上がっていない、トスが斜めに上がっている、頭や腕でボールを隠しているなどの理由でてフォールトを取られた時だ。

 ちなみに馬龍は「頭でサービスを隠している」として2回フォールトを取られ、そのたびにチャレンジして2回とも「UNSUCCESSFUL」(チャレンジ失敗)の判定。厳密に言うと、多くの選手がフォールトに該当するのかもしれないが、馬龍は特に頭から突っ込むようにサービスを出すフォームなので、フォールトを取られやすいのだろう。

 今大会はビデオ判定は試験的な導入。大会前半のコートが2台の時は、第1コートにしかビデオ判定の設備がないため、公平ではなかった部分もあるが、歓迎されるべき試みだ。