4月26日、全国高等学校体育連盟は、今夏開催予定だったインターハイ(全国高校総体)の中止を決定した。インターハイの開催中止は昭和38年(1963年)にスタートして以来初めてのこととなった。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、各都道府県の一部では県やブロック大会の開催が中止や開催未定となっている地域も出ていた中で、今回のインターハイ開催中止は、命を守ることを最優先とした苦渋の決断となった。
今夏のインターハイは、東京オリンピック・パラリンピックの開催時期(当初)を考慮して、北関東ブロックを中心に全国各地で開催が予定されており、卓球競技は、8月10〜15日、岩手県奥州市総合体育館で開催される予定だった。
新型コロナウイルス感染症の影響で、3月の高校選抜大会に続き、夏のインターハイも中止となり、特に全国を目指していた学校・選手たちにとっては、命の安全を守るための決定ではあるが、非常に苦しい、厳しい現実が突きつけられることとなった。