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 本日7月8日、午後16時50分からTリーグはオンラインの会見を実施し、臨時理事会で決定したTリーグの新体制が発表された。
 Tリーグの初代チェアマンである松下浩二氏は退任し、新たに日本卓球協会の星野一朗専務理事が理事長に就任。星野氏は「チェアマンは特別な存在だと思っているので、私は理事長という立場で仕事をしていきたい」とコメントし、チェアマンではなく理事長という役職名となる。

 松下浩二・前チェアマンは退任に際し、「星野さんとは2010年のTリーグの立ち上げ事業から関わっており、これからTリーグをさらに発展させてくれる方だと思っております。私は今日でチェアマンを退任いたしますが、新たにアンバサダーという形でTリーグの発展に寄与していきたい。Tリーグ発足から2年、立ち上げから10年という長い間、たくさんの方にご協力していただいたことに感謝申し上げます。今後とも皆様のご協力を宜しくお願いいたします」とコメント。松下・前チェアマンと、理事を退任した福原愛氏は、今後はTリーグのアンバサダーとして活動する。

 星野・新理事長は今後のTリーグの事業を進めるうえでのグランドデザインとして、以下のような「Tリーグの5G」を発表した(項目は主なもののみ)。
「Global:海外放送配信権の販売、ワールドファイナルの実施など」
「Grouping:卓球愛好者のデータベース化による裾野の拡大、ファンクラブの拡充」
「Grow Up:卓球クリニックの実施、各地協会との連携、U6(6歳以下)チームの拡充」
「5th Generation:5Gをはじめとした新技術を使った新たな展開」
「Governance:内部統制の取れた組織、体制づくり」

 新型コロナウイルス感染症の拡大によって不透明な部分はあるが、2021-2022シーズンには男女12チームへの拡充(現在は男女8チーム)、2022-2023シーズンにはT1/T2リーグ構想やアジアリーグ構想の推進など、新たなロードマップも示された。今シーズン(2020-2021シーズン)は無観客での開催も視野に入れながら、11月の開幕を目指して準備を進めていく。発表された新理事は下記のとおり。

●Tリーグ新体制(敬称略)
柏原哲郎(T.T彩たま株式会社 代表取締役社長)
坂井一也(ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 取締役 財務経理本部長兼CFO)
鶴宏明(B.MARKETING株式会社 代表取締役会長)
野宮拓(日比谷パーク法律事務所パートナー)
羽場誠(株式会社岡山リベッツ代表取締役)
藤重貞慶(公益財団法人日本卓球協会 会長)
星野一朗(公益財団法人日本卓球協会 専務理事)
宮崎義仁(公益財団法人日本卓球協会 常務理事)
村上恭和(日本生命保険相互会社女子卓球部 総監督)
  • 会見に出席した前チェアマンの松下浩二氏(右)と新理事長の星野一朗氏(左)