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 9月9・10日に兵庫県・ベイコム総合体育館にて行われた第89回関西学生選手権が終了。新型コロナウイルス感染予防の観点から、今年はダブルスは行わず、男女シングルスのみでの開催となり、男子は津村優斗(関西大)、女子は皆川優香(大阪成蹊大)が優勝。男女揃って1年生が頂点に立った。

※○数字は学年
【男子シングルス】
優勝:津村優斗(①/関西大)
準優勝:吉田勝紀(①/関西学院大)
3位:阿南皓哉(③/立命館大)、山下海大(①/近畿大)
ベスト8:竹村浩輝(①/同志社大)、久世雄登(①/同志社大)、永田悠貴(③/同志社大)、萩原卓樹(③/関西学院大)

◆準決勝
津村優斗 7、4、6 山下海大
吉田勝紀 9、11、-13、-9、4 阿南皓哉
◆決勝
津村優斗 -4、-9、8、7、7 吉田勝紀

【女子シングルス】
優勝:皆川優香(①/大阪成蹊大)
準優勝:枝廣瞳(②/神戸松蔭女子学院大)
3位:村田咲紀(②/関西学院大)、鶴岡菜月(②/神戸松蔭女子学院大)
ベスト8:岩濱郁佳(④/神戸松蔭女子学院大)、厚地うらら(③/神戸松蔭女子学院大)、小脇瑞穂(④/関西学院大)、塩見紗希(④/同志社大)

◆準決勝
枝廣瞳 7、-11、3、9 村田咲紀
皆川優香 -6、4、5、2 鶴岡菜月
◆決勝
皆川優香 6、-10、-10、9、8 枝廣瞳

 男子はベスト4のうち3名が1年生、ベスト8にも2名の1年生が入るフレッシュな陣容に。決勝も1年生同士の対決となり、ゲームカウント0-2からの逆転勝利で津村が優勝を決めた。関西大の関西学生選手権シングルス優勝は2016年大会の坂根翔大(現・関西卓球アカデミー)以来で、通算3人目のチャンピオンとなった。また、秋季リーグを制した同志社大からはベスト8に3名が入り、今大会でも存在感を放った。

 女子はTリーグ・日本生命レッドエルフでもプレーする皆川が戴冠。枝廣との決勝戦は白熱した両ハンドのラリー戦となり、フルゲームまでもつれたが皆川が逃げ切った。大阪成蹊女子短期大としては1975、1976年大会で2連覇の脇村利恵子など4名が関西学生女王に輝いているが、大阪成蹊大としては初の関西学生選手権優勝。連覇を狙った鈴木理彩(③/神戸松蔭女子学院大)は4回戦で敗れたが、神戸松蔭女子学院大からは準優勝の枝廣はじめベスト8以上に4名が食い込むなど、男子の同志社大と同様に、秋季リーグ覇者が強さを見せた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、日本学生卓球連盟、地方学生卓球連盟主催の大会が中止・延期となる中、いち早く大会開催を実現した関西学生卓球連盟。中心となって大会運営にあたるのは現役大学生である学生幹事たち。彼らが主体となって様々な新型コロナウイルス感染予防対策を講じ、関西学生リーグ、関西学生選手権を開催。さらには無観客開催にあたってライブ配信も実現させるなど、この2大会で学生幹事たちが残した功績は大きい。裏方として大会運営に奔走した学生幹事たちに、心からの拍手を贈りたい。


●写真提供:関西学生卓球連盟/馬渡卓也
※表彰写真については、新型コロナウイルス感染症対策として撮影直前までマスクを着用、会話を控えてからマスクを外して撮影
  • 男子シングルス優勝:津村優斗(関西大)

  • 女子シングルス優勝:皆川優香(大阪成蹊大)

  • 男子シングルス準優勝:吉田勝紀(関西学院大)

  • 女子シングルス準優勝:枝廣瞳(神戸松蔭女子学院大)

  • 男子シングルス3位:阿南皓哉(立命館大)

  • 女子シングルス3位:村田咲紀(関西学院大)

  • 男子シングルス3位:山下海大(近畿大)

  • 女子シングルス3位:鶴岡菜月(神戸松蔭女子学院大)

  • 男女揃って1年生が頂点に