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 昨日より後期日本リーグが熊本県・熊本県立総合体育館でスタート。日本リーグ選手権・ビッグトーナメント、前期日本リーグ三重大会が新型コロナウイルスの影響で中止となったが、今大会は無観客で開催に至った。2部は昨日から試合が始まり、明日まで、1部は明日から試合がスタートする。

 今年度に入り、新型コロナウイルスによって各種大会の延期・中止が相次いだ中、全国各地から選手、チームが集まって開催される公式戦はこの後期日本リーグが初。大会開催にあたり、一般社団法人日本卓球リーグ実業団連盟は出場チームの選手・スタッフ、大会役員および関係者全員を対象にPCR検査を実施(私、編集部・浅野も受けました)。検査を受けた429名全員が陰性との結果で無事大会がスタートした。試合中も一度にベンチに入れるのは選手と監督、コーチ含めて最大4名までで、他の選手は観客席から応援。コートチェンジもなしで試合が行われている。

 通常は1部所属の各チームは本大会前にホームマッチを2試合行うが、今回はホームマッチは開催っせず。今大会は1部の本大会での試合数が増えた影響で、1部・2部ともに通常時よりも1日に消化する試合数が増えている。また、試合方式も下記のように変更されて大会が行われる。

【2020年度後期日本リーグ試合方式】
・ダブルスは行わず4選手による4シングルス
・勝敗が決しても必ず4番まで試合を行う
・2-2の引き分けもあり
・勝ち数の多いチームが上位。勝ち数で並んだ場合は負け数の少ないチームが上位

 タイトな試合スケジュール、ダブルスなし、引き分けありの試合方式が順位にどのような影響を及ぼすか注目だ。

 今期は1部7位と2部2位の入れ替え戦は行わずに、1部8位と2部優勝が入れ替わるのみ。2部の試合男子はクローバー歯科カスピッズが最終戦を待たずに優勝を決めた。江藤慧、松下大星ら昨年からのメンバーに、今年はゴールド選手として田添響が参戦、日鉄住金ブレイザーズから藤本海統が移籍と大幅戦力アップ。今日の最終戦前まで7戦全勝、17時からの朝日大戦にも勝利し、圧倒的な強さで1部復帰を決めた。
 女子は残り1戦を残して、明日優勝が決定。現在、豊田自動織機が3勝2分で他をリード。今日の最終戦・朝日大との試合で前半0-2のビハインドから引き分けに持ち込み、首位をキープした。豊田自動織機に続くのは2勝3分の百十四銀行と、2勝1敗2分の神戸松蔭女子学院大とオークワ。 明日は豊田自動織機と神戸松蔭女子学院大、百十四銀行とオークワが直接対決と優勝の行方は読めない。

 また、今年度の新加入選手たちにとっては、今大会が日本リーグデビュー戦となっており、フレッシュな新風を日本リーグに吹き込んでほしい。
  • 朝日大・馬渡を苦戦の末に振り切り勝利を決めたクローバー歯科・江藤

  • 田添のボールは2部では群を抜く威力とスピード

  • 豊田自動織機はルーキー・原田がここまで5戦全勝と大活躍

  • 朝日大との試合で粘りを見せて引き分けに持ち込んだ豊田自動織機・佐藤

  • 元関西学生王者・坂根は関西卓球アカデミーで日本リーグデビュー

  • 日本大卒の高原は故郷に戻り、JR北海道へ

  • 協和発酵バイオの新人・松岡は出身地の熊本で日本リーグ初陣を迎えた

  • オークワ・三島も熊本出身のルーキー