スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 熊本県・熊本県立総合体育館で開催中の後期日本リーグは大会3日目。男女1部は今日から試合がスタート、男女2部は今日ですべての試合が終了する。

 男子2部はクローバー歯科カスピッズが今日の最終戦を待たず、昨日すでに優勝を決めた。混戦となっている女子2部は今日の最終戦の結果で優勝チームが決定。昨日までの試合で3勝2分で首位に立っていた豊田自動織機を最終戦の結果、逆転した百十四銀行が優勝を果たした。百十四銀行の末友栄二監督も「恐らく20数年ぶり」という久々の1部復帰だ。
 豊田自動織機を2勝3分で追う百十四銀行は最終戦でオークワを3-1で破って3勝3分でフィニッシュ。その後に行われる豊田自動織機と神戸松蔭女子学院大の試合に優勝の行方はゆだねられた。豊田自動織機は最終戦で2勝を上げれば、引き分けとなっても得失マッチ数の関係で百十四銀行を上回って優勝だったが、1-3で敗戦。最後は昨日まで5戦全勝の活躍を見せていた高卒ルーキーの原田杏菜が敗れ、涙をのんだ。

【後期日本リーグ2部順位】
◆女子
1位:百十四銀行(3勝0敗3分)
2位:豊田自動織機(3勝1敗2分)
3位:神戸松蔭女子学院大(3勝1敗2分)
4位:オークワ(2勝2敗2分)
5位:朝日大(1勝0敗5分)
6位:JR北海道(0勝4敗2分)
7位:熊本県選抜(0勝4敗2分)
※勝ち数の順で順位を決定。勝ち数が同数の場合は負け数の少ないチームが上位。勝敗・引き分け数が同数は得失マッチで順位を決定

★百十四銀行・末友栄二監督コメント
「練習の成果かなと思います。こっちが『今日はオフにしなさい』と思うくらい選手たちはすごく練習しています。この1カ月くらいは土日も休みなく練習していました。中尾(優子)コーチも神がかったオーダーで選手、スタッフが一丸になった勝利かなと思う。
 引き分けもあってレギュレーションに助けられた部分もあるし、チャンスだと思っていた。これまでなかなか結果が残せていなかったけど、中尾コーチはじめたくさんの方々にサポートしてもらい、上向いている状況だったので、2位以内には入れると選手に話していた」

 豊田自動織機の試合前に最終戦を終了していた百十四銀行、優勝決定の瞬間は観客席で迎えたが、試合を見守る進境を末友監督は「中尾神主様がいらっしゃるので、卓球の神様が勝たせてくれたのかなと思います」とコメント。実は百十四銀行の中尾コーチ、エクセディで現役引退後、実家の神社で神主として修行中。得失マッチ差1での優勝は、休みなく練習で追い込んだ百十四銀行に神様が力を与えた優勝なのかもしれない。
  • オークワとの最終戦で勝利を決めた百十四銀行・横山

  • 淑徳大から加入の松澤は白星を量産。最高殊勲選手賞に輝く

  • 観客席で喜びを爆発させた

  • 豊田自動織機はあと一歩で優勝を逃した

  • 卓球の神様も力を授けた!? 右から3人目が神主の中尾コーチ