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 女子ワールドカップに続き、11月13〜15日にかけて中国・山東省威海市で男子ワールドカップが開催され、樊振東(中国)が3年連続、通算4回目の優勝を果たした。

【迪尚 2020ITTF男子ワールドカップ】
●準々決勝
樊振東(中国) 10、-9、2、5、-7、5 林昀儒(チャイニーズタイペイ)
張禹珍(韓国) 13、9、-2、6、-7、6 鄭栄植(韓国)
張本智和(日本) 9、8、9、-4、9 ファルク(スウェーデン)
馬龍(中国) 9、4、7、-7、5 オフチャロフ(ドイツ)

●準決勝
樊振東 5、8、11、8 張禹珍
馬龍 7、-3、-6、-8、8、6、4 張本智和

●3位決定戦
張本智和 -7、-7、9、6、12、-6、5 張禹珍

●決勝
樊振東 -3、8、3、6、-7、-7、9 馬龍


 樊振東は1回戦の荘智淵(チャイニーズタイペイ)から、林昀儒、張禹珍とアジア勢に勝利して決勝進出。同士討ちとなった馬龍との決勝はゲームカウント3-1とリードしながらも追いつかれたが最後は9点で振り切って王座を守った。これで樊振東は4度目のワールドカップ制覇となり、馬琳(中国)の持つ優勝記録に並んだ。

 男子ワールドカップには日本からは張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)の2人が出場。昨年準優勝の張本はガルドス(オーストリア)、ファルクを下して準決勝進出。世界チャンピオン・馬龍との準決勝も3-1とリードを奪ったが逆転負け。同じラウンドで馬龍を破った昨年のワールドカップの再現とはならなかった。しかし、3位決定戦では張禹珍を下して銅メダルを獲得。久しぶりの大会は少々悔しい結果となったが、昨年の男子初となるワールドカップメダル獲得から2大会連続でメダルを手にした。
 張本と同じくトーナメントからの登場となった丹羽は、グループリーグから勝ち上がってきた張禹珍に1回戦で対戦。3-1とゲームをリードしたが、第5、6ゲームを落とし、最終ゲームも10-12で奪われ、初戦で姿を消した。

 ITTFの「RESTART」シリーズ、男女ワールドカップが終了後は中国・鄭州に舞台を移して11月19〜22日にかけて「交通銀行2020 ITTFファイナルズ」が開催される。世界ランキング上位選手男女16名ずつが出場するこの大会には、男女ワールドカップに出場した張本、丹羽、伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)に加え、日本から佐藤瞳(ミキハウス)、加藤美優(日本ペイントホールディングス)が出場予定となっている。

※写真提供:レミー・グロス/ITTF
  • 馬龍との決勝をフルゲームで制し、樊振東が吠える

  • 歴代1位タイの4度目のワールドカップ優勝となった

  • 馬龍は追い上げたが、わずかに及ばず準優勝

  • 張本は馬龍を追いつめるも逆転負けで決勝進出を逃した

  • 昨年の銀メダルに続き2年連続のメダル獲得

  • 丹羽は初戦で張禹珍にフルゲームの末に敗れ、上位進出ならず