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【交通銀行2020 ITTFファイナルズ】
●男子シングルス準々決勝
樊振東(中国) 6、11、7、−9、9 カルデラノ(ブラジル)
張禹珍(韓国) 7、−10、−1、7、10、−8、6 林高遠(中国)
馬龍(中国) 5、−7、−5、6、9、11 ファルク(スウェーデン)
許シン(中国) 7、8、−9、−7、2、3 林昀儒(チャイニーズタイペイ)

●女子シングルス準々決勝
陳夢(中国) −9、−10、5、5、8、6 ゾルヤ(ドイツ)
孫穎莎(中国) −10、6、−8、3、11、5 徐孝元(韓国)
王曼昱(中国) 7、7、−9、6、6 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
伊藤美誠 −6、8、−11、4、7、−7、5 王芸迪(中国)

 ITTFファイナルズ、大会第2日目の11月20日は男女シングルス準々決勝まで終了。伊藤美誠が王芸迪とのゲームオールの接戦を制し、昨年に続いてベスト4進出を果たした!

 伊藤にとって王芸迪は過去1勝3敗。前回の対戦(19年香港オープン)では0−4で敗れており、決して相性は良くない相手。1ゲーム目を落とし、3ゲーム目は8−10のビハインドから追いつきながら11−13で奪われるなど、序盤は苦しい展開だった。王芸迪のベンチには中国女子チームの李隼監督が入り、サービス・レシーブやバック対バックからのコース取りなど、伊藤のプレーを相当研究している様子がうかがえた。

 しかし、伊藤は終始冷静にプレー。特に最終ゲーム、軽打と変化に強打を交えて王芸迪を手玉にとったプレーは見事だった。7−0と一気に突き放し、11−5で決着をつけた。今日行われる準決勝でもうひとりの「王」、王曼昱の挑戦を受ける。

 男子シングルスでは樊振東、馬龍、許シンという中国のトップ3が順当にベスト4に入る中、1回戦で張本智和を破った張禹珍(韓国)が林高遠(中国)との激闘を制し、ベスト4に勝ち上がった。準決勝で対戦する樊振東には、先週行われた男子ワールドカップで0−4で敗れるなど、まだ勝利を挙げたことがないが、好ゲームを期待したい。
  • 王芸迪に勝利し、笑顔を見せた伊藤

  • バック面の表ソフトから多彩な変化を繰り出し、ミスを誘った

  • 王芸迪は最終ゲームの出足で離され、敗れる

  • 王芸迪のベンチに入った中国女子の李隼監督

  • 張禹珍、中国の壁を破って4強入り

  • 樊振東とファイナルで3大会連続の対戦となったカルデラノ。今回は敗れ、通算1勝2敗

  • 林昀儒との左腕対決に競り勝った許シン(手前)

  • 今大会は有観客での開催。ファンにとっては待ち遠しい大会だっただろう