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【交通銀行2020 ITTFファイナルズ】
●男子シングルス決勝
馬龍(中国) 11、7、10、-9、8 樊振東(中国)

●女子シングルス決勝
陳夢(中国) 9、-11、12、8、5 王曼昱(中国)


 交通銀行2020 ITTFファイナルズは男女決勝が行われ、男子シングルスは馬龍、女子シングルスは陳夢がタイトルを獲得した。1週間前に行われた男子ワールドカップ決勝の再戦となった男子シングルス決勝。その際は樊振東がフルゲームで勝利していたが、今回は馬龍がリベンジ。前回の対戦同様に「超」がつくほどのハイレベルがラリーを繰り広げた両者だったが、馬龍がプレーの精度で樊振東を上回り、自身の持つワールドツアー・グランドファイナル(今回はファイナルズとして開催)最多優勝記録を更新する6度目の優勝を飾った。

 女子シングルスは女子ワールドカップに続き、陳夢がV。陳夢はこの優勝でワールドツアー・グランドファイナル4連覇を達成。これは史上初の快挙であり、張怡寧(中国)の持つ女子最多優勝記録に並んだ。準決勝で伊藤美誠を破って勝ち上がってきた王曼昱との決勝は、序盤の3ゲームが僅差となるも、勝負所でミスが目立った王曼昱に対して抑えるポイントでしっかりポイントを重ねた陳夢が勝利を収めた。陳夢は10月の全中国選手権、女子ワールドカップ、ITTFファイナルズと直近の3大会すべてで優勝。丁寧、劉詩ウェンが故障で大会出場を見合わせている中で、東京五輪に向けて大きく前進したと言えるだろう。

 この後、11月25日からがマカオにて国際卓球連盟の新しいトーナメントシリーズ「WTT(ワールドテーブルテニス)」の第1戦「WTTマカオ」がスタートする。この大会を持って「RESTART」シリーズは一旦幕を閉じる。


※写真提供:ITTF
  • 男子シングルス優勝の馬龍(右)と準優勝の樊振東

  • 女子シングルス優勝の陳夢(右)と準優勝の王曼昱

  • 1週間前のリベンジを果たし、馬龍が吠えた

  • 先輩・馬龍に屈し、2連覇ならず

  • 直近3大会すべてで優勝と圧巻の強さを見せている陳夢

  • 決勝へ進んだ王曼昱だが、初タイトルはお預け