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 昨日よりマカオにて国際卓球連盟(ITTF)が主催する新たなツアーシリーズ「WTT(ワールド・テーブルテニス)」の第1戦が開幕。男女各16名が出場して優勝が争われている。
 このWTTでは、独自の試合方式を採用。「バトル1」「バトル2」「トップ4シードバトル」「エリミネーション・ファイナルズ」とラウンドが設けられているのだが、少々難解。ざっくりとした試合方式は下記のようになっている。

【バトル1】
・下位シード8選手同士が対戦し、勝利した4選手が「バトル2」進出
・ジュースなしの11点先取で5ゲームズマッチで試合を実施。5ゲーム目のみジュースを採用

【バトル2】
・第5〜8シードの4選手と「バトル1」を勝ち上がった4選手が対戦し、勝利した4選手が「エリミネーション・ファイナルズ」進出
・ジュースなしの11点先取で5ゲームズマッチで試合を実施。5ゲーム目のみジュースを採用

【トップ4シードバトル】
・第1シードvs.第4シード、第2シードvs.第3シードで試合を行った後、両試合の勝者同士、敗者同士で試合を行い順位を決定。その順位を「エリミネーション・ファイナルズ」のドローに反映
・ジュースなしの5点先取で5ゲームズマッチで試合を実施

【エリミネーション・ファイナルズ】
・第1〜4シードの選手と「バトル2」を勝ち抜いた選手の合計8名でトーナメントを行い優勝者を決定
・「トップ4シードバトル」の順位が上位の選手から順番に、「バトル2」を勝ち上がった選手の中から準々決勝の対戦相手を使命していく
・ジュースなしの11点先取で、準々決勝は5ゲームズマッチ、準決勝は7ゲームズマッチ、決勝は9ゲームズマッチで試合を実施。各ラウンドで最終ゲームにもつれた場合のみジュースを採用


 と、いうようにだいぶ複雑なルールと試合方式。上位シード4選手は無条件で「エリミネーション・ファイナルズ」に進出、それ以下の選手は「バトル1」「バトル2」を勝ち抜くと「エリミネーション・ファイナルズ」への出場権を得る。黒の卓球台とフロアマットを採用し、コートレイアウトも独特。加えて「トップ4シードバトル」では、オレンジボールで試合が行われた。今大会に日本選手の出場はなかったが、初日の昨日は男女「バトル1」と「トップ4シードバトル」の1試合目が終了。女子では故障で欠場が続いていた丁寧(中国)が復帰を果たしている。

【WTTマカオ・1日目】
〈男子〉
●バトル1
ツボイ(ブラジル) -4、6、8、8 趙子豪(中国)
黃鎮廷(香港) -8、10、7、-9、9 サレフ(エジプト)
方博(中国) 9、-8、3、7 ガルドス(オーストリア)
ピッチフォード(イングランド) -9、4、10、7 張禹珍(韓国)

●トップ4シードバトル・1試合目
馬龍(中国) -3、2、2、2 林高遠(中国)
許昕(中国) -4、-3、1、2、3 カルデラノ(ブラジル)

〈女子〉
●バトル1
田志希(韓国) 6、2、8 A.ディアス(プエルトリコ)
劉瑋珊(中国) -6、6、8、3 徐孝元(韓国)
リリー・チャン(アメリカ) 5、7、8 P.ゾルヤ(ドイツ)
杜凱琹(香港) 7、-7、8、-6、7 スッチ(ルーマニア)

●トップ4シードバトル・1試合目
陳夢(中国) 2、3、-4、1 丁寧(中国)
王曼昱(中国) 3、-1、-2、3、3 孫穎莎(中国)


※写真提供:ITTF
  • 試合前の練習タイムの演出。WTTはブラックとオレンジがテーマカラー

  • 卓球台、フロアマットも斬新な黒。コートも八角形に区切られている

  • トップ4シードバトルではオレンジボールで試合が行われた

  • WTTが故障からの復帰戦となった丁寧

  • バトル1で趙子豪を下したツボイ

  • 伏兵・サレフは黃鎮廷を苦しめる