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6月29日~7月1日 駒澤屋内体育館で関東学生選手権が行われた。

男子の決勝は早稲田のエース笠原と中央のエース瀬山。試合は序盤から笠原がとばし、あっという間に2ゲームを先行。このままズルズルと行きたくないバックが強い瀬山はバック対バックに持ち込み、有利な展開にし、1ゲームを取り返す。第4ゲームから笠原が早い段階でフォアをつき、バック対バックを避ける。瀬山も対応するが、あと1本がとれず。笠原が4-1で優勝を決めた。

笠原(早稲田大) 5、5、-9、9、9 瀬山(中央大)


女子の決勝は昨年の学生選抜チャンピオンの高瑜瑶と関東学生新人準優勝の馬文ティンの戦いになった。序盤から馬は威力のある両ハンドで攻め立てる。176cmという長身から繰り出されるドライブは脅威。バックは裏ソフトだが、フラット打ちが上手く、ワルドナーを彷彿とさせるストレートへのプッシュが光った。また、このボールに対し、バック表ソフトの選手は角度が合わず、落としてしまうこともしばしば。高もバックサービスなどを駆使し、工夫するが、馬の勢いは止められず。そのまま初優勝を決めた。

この馬文ティンだが、聞いたことがある人もいるのではないか?生まれは中国だが、7歳の時に日本にやってきて、関東チャンピオンにもなっている。11歳になる時には、親の仕事の都合でノルウェーに渡ったが、卓球を続け、ノルウェーのジュニア代表にも選ばれるほどの実力をもつ。昨年のワールドサーキットで日本の若宮を破り、ベスト4に入賞するなどの強豪だ。そんな馬だったが、大学を選ぶ際に、日本大学を紹介してもらい再び日本の地にやってきた。今年の学生選抜は本命かもしれない。そう思ってしまうほど、今大会の馬は強かった!

馬文ティン(日本大) 5、8、-6、3、7 高瑜瑶(専修大)


また、男子ダブルスは早稲田大の足立・笠原ペアが女子ダブルスは東京富士大の留学生ペア、劉ティン・徐珍がそれぞれ制した。笠原はシングルスと合わせて、2冠となった。

男子シングルス
優勝:笠原(早稲田大)
準優勝:瀬山(中央大)
3位:軽部(明治大)、池田(明治大)

女子シングルス
優勝:馬文ティン(日本大)
準優勝:高瑜瑶
3位:劉ティン(東京富士大)、小野(淑徳大)

男子ダブルス
優勝:足立・笠原(早稲田大)
準優勝:軽部・池田(明治大)
3位:森田・瀬山(中央大)、大久保・谷口(中央大)

女子ダブルス
優勝:劉ティン・徐珍(東京富士大)
準優勝:加能・原田(東京富士大)
3位:高瑜瑶・原(専修大)、井上・小山内(大正大)

下のURLをクリックすると笠原選手のインタビューと優勝の瞬間が見られます

http://www.youtube.com/watch?v=VPCoop-y5FI

http://www.youtube.com/watch?v=7k5tM-v3J-E

http://www.youtube.com/watch?v=pBQVTTo1eI8