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★アジア選手権・男子団体決勝
〈中国 3-2 日本〉
 許シン -7、-5、5、-8 松平健○
○張継科 5、9、-2、8 水谷
 馬龍 -8、-9、-7 岸川○
○許シン 10、9、-3、-6、13 水谷
○張継科 6、8、9 松平健

 11月16日からインド・ラクナウで行われている第19回アジア卓球選手権。男子団体で日本男子は4回のチャンピオンシップポイントを奪いながら、惜しくも中国に敗れ、2大会連続の2位となった。

 準決勝でチャイニーズタイペイを3-2で下し、決勝に駒を進めた日本。対する中国は準決勝から若手中心の布陣を組み、決勝でも馬龍を3番シングルスで起用する思い切ったオーダーを組んだ。トップで松平健太が許シンを破った日本は、3番で今シーズン絶好調の岸川が世界ランキング2位の馬龍を完封して優勝に王手をかけた。
 4番はともに前半で1点を落とした水谷と許シンの対戦。水谷はゲームカウント0-2のビハインドから2-2に追いつき、第5ゲーム7-7から3ポイント連取して10-7とチャンピオンシップポイントを握ったが、ここで決め切れず10-10に。11-10で迎えた4回目のゲームポイントも許シンにしのがれ、結局許シンがゲームオール15-13で勝利を収めた。5番は張継科が松平をストレートで下し、中国が6大会連続17回目の優勝。

 日本男子、第1回北京大会(1972年)以来の優勝はならなかったが、中国をあと一歩まで追いつめた。中国卓球チームのマネージャーである黄ピャオ氏は「男子団体決勝は苦戦を予想していたが、これほど厳しい戦いになるとは正直思わなかった。負けることも覚悟した。日本の若い三人の選手たち(水谷・岸川・松平健)の成長ぶりは想像以上だったし、そのプレーもまた想像以上にすばらしかった」(出典:新浪体育)と日本男子の健闘を讃えた。

 女子団体は決勝で中国がシンガポールを3-1で破り、2大会連続13回目の優勝。張怡寧と郭躍を欠いても、その強さが揺らぐことはなかった。日本女子は準々決勝で韓国に1-3で敗れ、5~8位決定戦でタイに勝利。北朝鮮との5~6位決定戦に回っている。