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12月19~20日、横浜の文化体育館で今年度の日本リーグ総合チャンピオンを決めるプレーオフ大会「JTTLファイナル4」が行われた。

男子は東京アートが3年連続3回目の優勝
女子は日立化成が初優勝を飾った。

男子決勝は東京アートと協和発酵キリンの戦いとなった。
試合はトップで東京アートのスーパールーキー大矢がベテラン倉嶋を早さで翻弄して先勝。
しかし協和発酵キリンの2番、木方が張一博を大きなラリー戦に持ち込み下し、1-1のタイに戻す。
ダブルスを東京アートが取り、4番は韓陽vs横山。
サービスレシーブで先手を取り、試合は完全に韓陽ペース。横山も積極的に攻め、1ゲームを取り返すが、最後は力の差を見せつけられ韓陽が東京アートの連覇を決めた。
東京アートはこれでファイナル4を3連覇。今年度の団体戦を完全制覇しグランドスラムを達成した。

女子決勝は日立化成とサンリツ
日立化成は準決勝で前回優勝の日本生命を大激戦で沈めての決勝進出。
トップで日立化成の福平がサンリツの大エース侯琳を沈める大金星を挙げてチームに勢いをつけた。
2番はサンリツの坂本が渡辺との前陣速攻対決を制し、試合は1-1に。
ダブルスは藤沼・福平の左利き同士の日立ペアと坂本・阿部の右左利きサンリツペアの戦い。スマッシュのうまいサンリツペアが前陣での威力あるミート打ちでリードするが、ドライブで緩急をつける日立ペアも食い下がる。次第にサンリツペアのミスが多くなり、日立化成がダブルスを制す。
王手をかけられたサンリツはゴールド制選手・福原で勝ちにいく。しかし、このオーダーを呼んでいた日立化成は福原に相性の良い王輝を配置していた。
昨年の全日本準決勝では1ゲームもとれず、完敗した相手に対し、どう戦うか注目されたが、またも1ゲームも取れず完敗。ループドライブで粘る場面もあったが、王輝はそれをスマッシュでねらい打ち、ラリーにさせない。王輝のほうは去年の全日本決勝で敗れたループドライブ対策をしっかりとっていたようだ。
王輝の勝利で初優勝を決めた日立化成。内山監督は「相手のオーダーがピッタリいきました」と満足顔。

順位は下記のとおり。
詳細は1月21日発売の卓球王国3月号にて掲載します。

男子
優勝:東京アート(東京)
準優勝:協和発酵キリン(東京)
3位:シチズン(東京)
4位:住友金属物流(和歌山)


女子
優勝:日立化成(茨城)
準優勝:サンリツ(東京)
3位:日本生命(大阪)
4位:中国電力(広島)