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 韓国男子チームの劉南奎監督(42歳)が、代表監督を辞任することが明らかになった。今月12日、大韓卓球協会に辞表を提出し、すでに受理されている。
 88年ソウル五輪男子シングルスの金メダリストである劉南奎は、2005年5月に韓国男子チームの監督に就任。07年12月に千栄石・大韓卓球協会会長(当時)を中心とする協会執行部との確執から監督を辞任したが、09年1月に正式に監督に復帰していた。監督を務める実業団チームの農心三多水で、選手の練習参加拒否など内紛が深刻化、「11月のアジア競技大会まで代表監督を務めるつもりだったが、突然辞任することになり申し訳なく思う。今は所属チームを安定させることに専念したい」と辞任の理由を述べている。後任監督としては金擇洙・大宇証券卓球部監督などの名前が挙げられている。

 1月19~23日に行われたスロベニアオープンでは、李尚洙が予選リーグから勝ち上がって優勝を果たし、金ミン鉐がオフチャロフ(ドイツ)を破るなど、活躍が目立った韓国男子。世界選手権横浜大会でベスト32に入った徐賢徳、07年世界ジュニア優勝の丁祥恩、09年世界ジュニア男子複3位の鄭栄植など、他にも有望な若手は多いだけに、度重なる協会や実業団の内紛報道は残念だ。
 下写真は09年世界選手権横浜大会でベンチに入る劉南奎。