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 2月6日、東京・代々木第二体育館でジャパントップ12が行われ、男子は水谷隼(明治大)が、女子は藤井寛子(日本生命)がともに2度目の優勝を飾った。

 トップ12は、先の全日本選手権ベスト8の選手および、日本卓球協会推薦で選ばれた男女それぞれ12名しか出場できない賞金付き大会。第1ステージは4名ずつのリーグ戦(5ゲームズマッチ)を行い、1位の選手のみが決勝トーナメント(7ゲームズマッチ)に駒を進めることができる。

 男子で決勝トーナメントに進出したのは水谷、丹羽(青森山田高)を破った笠原(早稲田大)、混戦ブロックを抜けた吉村(野田学園高)、そして張(東京アート)。
 準決勝では笠原が水谷と好ラリーを展開するも、全日本王者の意地を見せた水谷が4-3で勝利。そして、もう片方の対戦では高校生の吉村が、全日本準優勝の張を4-3で破る金星を挙げて決勝に進出した。
 決勝では第1ゲームこそ、吉村の猛攻にあってデュースになったが、このゲームを奪うと、続く3ゲームは持ち前のハイバランスな攻守を見せた水谷が連取してストレート勝ち。2年連続2回目の優勝となった。

 女子は、注目された全日本王者の石川(ミキハウスJSC)が発熱で棄権するというアクシデント。第1ステージを抜けたのは若宮(日本生命)、藤沼(日立化成)、福原(ANA)、藤井(日本生命)だった。
 準決勝、サウスポー同士の対戦になった若宮vs.藤沼は引き出しの多さを見せた藤沼が勝利。世界選手権代表対決となった福原vs.藤井は藤井が勝利。福原は、試合後の記者会見で前日に急性胃炎にかかっていたことを明かした。
 決勝は、全日本の準決勝と同じ組み合わせに。四天王寺高時代の同級生対決でもあるこの対戦は、昨年末から好調を維持している藤井が進化させたバックハンド攻撃で攻め立て4-2で勝利。世界選手権代表としての素晴らしいプレーを見せ、6年振りの優勝を飾った。