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 6月2日、岩手県盛岡市の県営体育館で県高校総体がおこなわれ、県立高田高校が専大北上高校を3-2で破り優勝。29年ぶりのインターハイへの切符をつかんだ。

 高田高校は東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市にある県立高校。震災当日の3月11日も体育館で練習していたメンバーは高台に避難し、津波の被害を目の当たりにしたという。震災後本格的に練習ができるようになったのも、4月に入ってから。地区公民館やライバル校が体育館を開放してくれたという。

 決勝の相手専大北上高校は、5年連続優勝の強豪校。今まで勝てなかった相手を破っての優勝には、「奇跡だ」との声も上がっている。

 震災に負けない底力を見せ、被災地へ朗報をもたらした高田高校の選手たち。インターハイでの活躍も期待したい。インターハイは8月10~14日、青森県新青森県総合運動公園(マエダアリーナ)でおこなわれる。