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 2012年より新しく「ヨーロッパ・アフリカサーキット」がスタートすることが決定した。この新たな試みはITTF(国際卓球連盟)、ETTU(ヨーロッパ卓球連合)、ATTF(アフリカ卓球連盟)の3協会の協力の下に実現する。

 ITTFのシャララ会長は、このプログラムについて「ETTUとATTF間の新たな一歩はとてもすばらしいことです。ヨーロッパとアフリカ内で多くの大会が開催されることは、(ヨーロッパとアフリカの)各協会にとっても良いこと。ITTFはこの試みを全面的に援助します」とコメントした。

またETTUとATTFの会長はそれぞれ以下の様にコメントした。
ETTUボッシ会長:
「このプロジェクトにより、これから活躍する若い選手たちが多くの国際大会に出場する機会を得ることができ、またヨーロッパの協会にとっても、出資を抑えて国際大会に参加できることになります。ITTFとATTFの協力のおかげで、プロジェクトは順調に進んでいます。また、同じ考えを持って一緒に開催を進められることをうれしく思っています。」

ATTFカール会長:
「自分たちの夢が実現できることをとてもうれしく思っています。アフリカの選手、特に21歳以下の若い選手たちにとっては、ITTFの認可された大会で、ヨーロッパのトップ選手と試合ができるという、願ってもないチャンスです。またマーケティングやスポンサーを増やすことができる絶好の機会であり、ATTFやその他のアフリカの協会にとって卓球を広めるまたとないチャンスです。協力してくれたETTUそして、2012年にこのサーキットの開始を認めてくれたITTFに感謝しています。」

 ヨーロッパ・アフリカサーキットは8つの大会で構成され、ヨーロッパで4~6回、アフリカで2~3回の開催となる予定。さらに多くの大会開催についてはETTU、ATTFそしてITTFの3つ協会が話し合って決めることになる。
 サーキットはITTFプロツアーと同様に加盟選手は誰でも参加可能。そして、すべての大会はプロツアーより1つ下のカテゴリーの大会として、世界ランキングのカウントの対象となる。また、ボーナスポイントも考慮される。
 それぞれの大会は3日間以上の大会となり、開催組織委員会からの依頼があれば4日間の大会も可能となる。1年を通してのサーキット最終順位の男女上位各4名は、ITTFの招待でプロツアーグランドファイナルの本戦前に、グランドファイナル参加選手の中で一番低いランキングの選手と試合をすることができる。

 ITTFはまた、「ヨーロッパ・アフリカサーキット」に続き、他のエリア2カ所でも同じようなプロジェクトの発足を予定している。1カ所はアメリカ地域、そしてアジア・パシフィック地域である。アメリカでは2013年、そしてアジア・パシフィックでは2013~2014年にかけてのスタートを検討中とのことだ。

※写真はコンゴのタンバ選手(左)とフランスのマテネ選手