スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 4月15日、山口・防府のソルトアリーナ防府で行われた『シチズンカップ・第21回日本卓球リーグ・ビッグトーナメント山口大会』。まるで「春の嵐」のように、世界選手権代表組が軒並み敗れる波乱の大会となった。

 男子シングルスを制したのは軽部隆介(シチズン)。2回戦で全日本王者の吉村真晴(愛知工業大)をゲームオール15-13、3回戦でジャパントップ12と東京選手権優勝の高木和卓(東京アート)をゲームオール11-5で連破。この厳しいドローを乗り切って準決勝まで勝ち上がると、準決勝で塩野真人(東京アート)、決勝で平屋広大(原田鋼業)というチョッパーふたりに、得意のカット打ちで完勝した。
 準優勝の平屋は大健闘。全日本で強豪を連破し、ランク決定戦でも丹羽孝希(青森山田高)を大いに苦しめたブツ切りチョッパー。準決勝で社会人デビューを果たした松平賢二(協和発酵キリン)を3-1で破った。

 男子シングルスにも増して波乱が続いた女子シングルスは、左シェーク異質攻撃の阿部恵(サンリツ)が初優勝。2回戦で藤井寛子、3回戦で若宮三紗子、準決勝で石垣優香と強豪・ニッセイ軍団を三連破。決勝では福岡春菜(中国電力)にゲームオール5点で勝利し、うれしい優勝をとげた。準優勝の福岡も3回戦で山梨有理(十六銀行)、準決勝で森薗美咲(日立化成)を破り、復活を印象づけている。

 野田学園高卒の吉村真晴、山口県出身の石川佳純(全農)という地元ゆかりの男女第1シードは、ともに初戦敗退。男子の吉村は、世界選手権団体戦からアジアカップに転戦した疲れもあったか。
 大会の詳細な記録は5月21日発売の卓球王国7月号に掲載します!