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 恐るべき高校2年生の丹羽孝希が世界ランキング1位の馬龍を破り、ロンドン五輪出場を決めた。
 香港で4月19日から行われているロンドン五輪アジア大陸予選会で、日本の丹羽孝希が中国の馬龍を破り、五輪出場を決めた。日本はすでに水谷隼、岸川聖也の2名が世界ランキングによる自動出場で代表を決めているが、3人目として世界ランキング19位の丹羽がアジア予選に出場し、第1ステージから全勝。第1,第2の出場を決める試合で馬龍を4-2で破って、五輪出場を決めた。シングルス枠は水谷と岸川で、日本の団体戦出場を確実にするために丹羽が代表権を得る必要があったが、大きな勝利で五輪予選会を1人目として通過した。
 代表決定戦で、前半からリードした丹羽が試合の主導権を奪い、見事な勝利だった。勝った瞬間は床に倒れ込み、クールな17歳が喜びを表した。

 「五輪は狙っていたけど、3,4人目の代表かなと、勝てると思っていなかった。打たれても焦らないようにした。馬龍が緊張しているのがわかった。だからボールの伸びもなかったし、ぼくのチキータをいやがっていた。4ゲーム目、10-6から追いつかれたけど、そこが勝負だった。あそこを取られていたら負けていた。6ゲーム目も10-9でやることなくて、ロングサービスを出したら効いた。最後は張継科を意識して床に倒れ込みました(笑)。チキータで勝負するしかなかった。相手もいやがっていた。3-1で勝てると思ったけど、3-2になったらだめだと思った。勝負所でいつも入らないようなブロックが入った。1ゲーム目を取られたけど、全然あわてないで、自分のプレーをすることだけ考えていた。次やったらボコボコにされると思うけど、一回勝ったのが意味がある。
 馬龍に勝ったのは良かったけど、それまでが組み合わせに恵まれていた。ただ組み合わせの時には柳承敏を引きたかったけど、馬龍に入って、ああ~と思っていた(笑)。でも、自信になった」