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 4月25~29日にチリ・サンティアゴでITTFワールドツアー・チリオープンが行われ、男子シングルスで張一博(東京アート)が準優勝、女子ダブルスで藤井寛子/若宮三紗子(日本生命)が女子アンダー21では石川佳純(全農)が優勝を飾った。


 張と水谷隼(スヴェンソン)の日本人同士対決となった男子シングルスの準々決勝では、張が第1シードの水谷を4-2で破る波乱が起こった。張はそのままの勢いで準決勝ではマツモト(ブラジル)を4-1で破り決勝進出。決勝ではガオ・ニン(シンガポール)に1-4で敗れたがツアー初の準優勝を獲得した。

 女子シングルスでは準々決勝で福原愛(ANA)が1週間前に行われたスペインオープンで敗れた金璟娥(韓国)に1ゲームを奪うに留まりベスト8に終わった。また、石川佳純(全農)は世界ランク161位のチョン・ジャーチー(アメリカ)にフルゲームの末敗れ、2回敗退となった。女子シングルス決勝は金璟娥がリー・ジャウェイ(シンガポール)をストレートで下し、スペインオープンに続きツアー2連勝を達成した。
 女子シングルスでは奮わなかった日本勢だが、女子ダブルスでは藤井寛子/若宮三紗子(日本生命)が石垣優香/山梨有理(日本生命/十六銀行)を破り優勝。女子アンダー21では石川がスペインオープンに続き決勝で梁夏銀(韓国)を破りツアー2連勝を飾った。

上位の結果は以下のとおり。


【ITTFワールドツアー・チリオープン上位の結果】

男子シングルス優勝:ガオ・ニン(シンガポール)※2位:張一博

女子シングルス優勝:金璟娥(韓国)
男子ダブルス優勝:ヤン・ツー/詹健(シンガポール)※3位:松平賢二/水谷隼

女子ダブルス優勝:藤井寛子/若宮三紗子 ※2位:石垣優香/山梨有理、3位:福原愛/森薗美咲
男子アンダー21優勝:チェン・フォン(シンガポール) ※3位:加藤由行(愛知工業大)
女子アンダー21優勝:石川佳純