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 5月23~27日、中国・上海でITTFワールドツアー・中国オープンが行われ、日本からはロンドン五輪の代表6名を含む男子11名、女子18名が参加した。

 男子シングルス1回戦では村松雄斗(JOCエリートアカデミー)が世界ランキング31位の唐鵬(香港)をゲームオールの10点で破り大金星を挙げる嬉しいニュースもあったが、岸川聖也(スヴェンソン)が姜炯薫(韓国/ノーランク)に、松平健太(早稲田大)がウラソフ(ロシア/WR170)にまさかの敗退という残念な結果も見られた。日本男子では水谷のベスト8が最高位。チリオープンで2位、韓国オープンで3位の張一博(東京アート)は3回戦で許昕(中国)に敗れ、3大会連続の入賞はならなかった。また、3回戦では4月に行われた五輪アジア予選会で世界ランキング1位の馬龍(中国)を破り世界に衝撃をもたらした1戦・丹羽孝希(青森山田高)vs. 馬龍の再戦が見られた。今回の軍配は馬龍に上がったが、丹羽は2ゲームを奪い善戦した。優勝は許昕。今年2回目、通算5回目となる優勝を果たした。

 女子シングルスでは1回戦で若宮三紗子(日本生命)が石賀浄(韓国/WR23)を破る金星を揚げたが、2回戦でバチェノフスカ(チェコ)に敗退。五輪代表の福原愛(ANA)、石川佳純(全農)が日本選手最高となる3回戦に進んだが、福原は武揚に石川は范瑛にと中国のカットマンにそれぞれ敗れた。福原と石川は女子ダブルスでも金キョン娥/朴美英(韓国)のカットペアにも敗れており、五輪に向け対カットに課題を残した。女子シングルス決勝は李暁霞と劉詩雯の中国対決。李暁霞が4-1で勝利し、ツアー通算8回目の優勝を果たした。
 また、準決勝の丁寧(中国)と李暁霞の1戦中に、丁寧がめまいを訴えるという事態が発生。試合は最後まで続けたが、終了後に病院へ。その後、大事をとり予定されていた李暁霞とのペアでの女子ダブルス決勝戦を棄権。表彰式にも姿を見せなかった。そのため、女子ダブルスは姜華君/李皓晴(香港)が不戦勝で優勝。藤井寛子/若宮三紗子が3位に入った。
 また、女子アンダー21では石川佳純がリ・ミョンスン(北朝鮮)に敗れ2位。4大会連続の優勝はならなかった。

上位の記録は以下のとおり。

【中国オープン上位入賞記録】
●男子シングルス優勝:許昕(中国)
●女子シングルス優勝:李暁霞(中国)
●男子ダブルス優勝:馬龍/王皓(中国)
●女子ダブルス優勝:姜華珺/李皓晴(3位:藤井寛子/若宮三紗子)
●男子アンダー21優勝:陳建安(チャイニーズタイペイ)
●女子アンダー21優勝:リ・ミョンスン(北朝鮮)(2位:石川佳純、3位:森薗美咲、松澤茉里奈)