スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 7月28日、ロンドン五輪の女子シングルス3回戦、リー・ジエ(オランダ)に2-4で敗退。続く8月3日の女子団体戦では、シンガポールの前に単複で敗れ、1回戦で敗退となった。しかし、パルティカのロンドンでの戦いはまだ終わりではない。8月22日から中国・蘇州で行われたITTFワールドツアー・Harmony中国オープンでは、ツアー初のベスト8に進出。そして、8月29日から始まるロンドン・パラリンピックでアテネ、北京に続く3個目の金メダルを狙う。

 現在23歳のナタリア・パルティカ(ポーランド)は、卓球競技で唯一オリンピックとパラリンピックの2大会に出場する隻腕選手だ。オリンピックは北京、ロンドンと2大会連続の出場。パラリンピックは4大会連続の出場となる。

 ロンドン五輪での敗戦後、同月末から始まるパラリンピックに向け、中国・江蘇省南通市でトレーニングを実施。そして、22〜26日まで中国オープンに参加した。ヨーロッパからの長時間の移動と時差による体の負担よりも、パラリンピックに向けて、レベルの高い練習と実戦を選んだのだ。「練習相手が強いので、すごく上達できます」とパルティカ。その言葉通りの成果を中国オープンでは見せ、1回戦で李依真(チャイニーズタイペイ)を、2回戦ではユー・モンユ(シンガポール)を破り、プロツアー初のベスト8に進出した。

「ロンドンには火曜日にポーランドから向かいます。五輪でリー・ジエに敗れましたが、もっと良い試合ができたと思っています。目標はパラリンピックで3個目の金メダルを獲ることだけでなく、オリンピックでも金メダルを獲ることです」と中国オープンで語ったパルティカ。パラリンピックでも圧倒的な強さを見せる中国だが、「ファン・レイ(中国)は最大のライバルです。ロンドンでも彼女を倒してタイトルを獲得したいです」と3連覇へ向け力強い言葉を残した。

 ロンドンパラリンピック・卓球競技は8月30日よりエクセル会場にて開幕する。

※情報提供ITTF(国際卓球連盟)
参考記事 http://www.ittf.com/_front_page/ittf_full_story1.asp?ID=28899&Competition_ID=2085&

パラリンピック卓球競技ページ(英語)http://www.london2012.com/paralympics/table-tennis/index.html

※写真はロンドン五輪でのパルティカ