スマホ版に
戻る

トピックス

トップニューストピックス
 9月8日、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急1階「鳳凰」において、「第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)・日本女子卓球メダル獲得祝勝会」が行われた。

 銀メダルを胸に登場した福原愛・石川佳純・平野早矢香の三人娘。福原は8月24日に右ひじの手術を受けたが、祝勝会の一週間前にはギプスも外れ、順調に回復しているとのこと。三選手とも帰国後はしばらく練習できない状態が続き、「卓球を始めてから、こんなに長い間練習しないのは初めて」と口を揃えたが、女子ワールドカップを控えた石川は一週間前から練習を再開。「久しぶりに練習したら、球が速いので驚きました(笑)。五輪前の状態にはまだまだ戻らないけど、少しずつ調子を上げていきます」(石川)

 祝勝会にはJOC(日本オリンピック委員会)の竹田恒和会長、日本卓球協会の大林剛郎会長も出席し、野田佳彦首相からは祝辞が送られた。ホテル側からサプライズとしてラケット型の大きなケーキが贈られると、三人も満面の笑顔。さらにサプライズゲストとして登場した福澤朗アナとのトークショーでは、「チームの4人全員でコートで抱き合うところを想像していたのに、石川が勝手に平野に抱きついてしまって……」(村上監督)など、五輪での裏話に会場が沸いた。日本卓球協会からは、報奨金として三人に100万円、村上監督に50万円が贈られた。
 「良いチームメイトに恵まれ、たくさんの方々のサポートのおかげで、五輪の舞台で伸び伸びとプレーできた。次の五輪はぜひ男女で、シングルスも団体もメダルを取れるように頑張ります」(平野)

 多忙なスケジュールに追われる中、笑顔を最後まで絶やさなかった三人娘。マスコミへの応対も堂々としたもので、そのプロ意識はさすがだった。次回のリオデジャネイロ五輪では男女チーム合同で、さらに盛大な祝勝会を期待したい。

下写真:左からラケット型ケーキをつつく三人、三人から特製メダルを首にかけられた村上監督。クリスタル製の立派なメダルは、日本卓球協会の粋なはからいで作られたもの