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 9月21〜23日に中国・湖北省黄石市でVolkswagen2012女子ワールドカップが開催され、劉詩雯(中国)が2009年に次いで2回目の優勝を遂げた。大会直前に石川佳純(全農)が尖閣諸島のデモの影響により同大会の出場を断念していたため、日本選手の出場はなかった。

 予選を1位で通過した劉詩雯は、準々決勝ではリュウ・ジャをストレートでくだし準決勝へ。準決勝では過去2回の対戦で敗れていた馮天薇(シンガポール)との対戦だったが、ゲームカウント4-1で馮天薇をくだし決勝へ駒を進めた。決勝戦ではサマラに付けいる隙を与えず、4-0のストレートで2回目の優勝を決めた。

 今大会、大活躍を見せたのが2位のサマラ。大会直前までリザーブ選手として登録されており、ワールドカップへの出場は初。予選リーグでロンドン五輪銅メダリストの馮天薇を4-1でくだし大金星をあげ、呉佳多(ドイツ)には敗れたものの1位で通過。準々決勝ではVi. パブロビッチ(ベラルーシ)を4-1で、準決勝ではション・イェンフェイ(スペイン)を4-3で破り、ヨーロッパ選手で初となる女子ワールドカップの決勝進出を決めた。決勝では劉詩雯の前に力及ばず敗れたが、今大会大健闘をみせた。 試合後のインタビューでは「本当にうれしい。何も失うものがなかったので、向かっていけた」とコメントしている。また、3位決定戦ではション・イェンフェイが馮天薇をゲームカウント1-3の劣勢から逆転で破り3位に入った。

 ワールドカップに先だって行われる4大陸代表によるコンチネンタルカップでは16歳のアリエル・シン(アメリカ)が優勝し、ワールドカップの出場権を獲得。予選は3敗で4位に終わったが、16歳でのコンチネンタルカップの優勝は史上最年少記録となる。

上位の記録は以下のとおり。

【Volkswagen2012女子ワールドカップ記録】
優勝:劉詩雯(中国)
2位:サマラ(ルーマニア)
3位:ション・イェンフェイ(スペイン)