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 11月8〜11日にわたり、大阪・大阪市中央体育館で行われた2012年後期日本リーグ。男子1部は東京アートが8季連続19度目、女子はアスモが初優勝を果たした。今大会は男女ともに稀に見る大混戦となった。

 男子1部は最終日初戦でシチズンが東京アートを3-1で破り、シチズンが優勝するかと思われたが、最終戦で協和発酵キリンに敗れ、得失点率で辛くも東京アートが優勝を決めた。ちなみに東京アートが団体戦で敗れたのは、昨年の10月に行われた全日本団体の予選リーグでの青森山田高戦以来のこと。東京アートの大森監督は優勝後のインタビューで、「今大会はチームの良くない部分や課題を発見できた、とても良い大会だった」とコメントした。

 女子1部は最終戦を前に、アスモと日本生命が5勝1敗、日立化成とサンリツが4勝2敗で並ぶ大混戦に。最終戦では日本生命が十六銀行を3-0で、アスモが中国電力を3-1で下し、得失点率で両者が並んだため、得失セット率でアスモの優勝が決定した。

 2者間の勝敗が同じとなった場合、対戦間の勝者が上位となるのが一般的だが、日本リーグの場合は、全対戦チーム間の成績比率によって順位が決定されるルールを採用している。そのため、勝った試合は3-0で、負けた試合は2-3でというように、勝ち星を多く挙げ、失点を少なくすることがより有利となる。

 またこの結果、12月1〜2日に千葉の浦安市で行われる「JTTLファイナル4」に進出するチームが決定した。男子は東京アート・愛知工業大・協和発酵キリン・シチズン、女子は十六銀行・アスモ・日本生命・日立化成。また2部は男子の原田鋼業、女子のJR北海道がともに全勝で1部昇格を決めた。

写真:(左から)男子1部優勝の東京アート、女子1部優勝のアスモ