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 本日発表された、世界選手権個人戦(5月13〜20日/フランス・パリ)の日本代表選手のエントリー。

 日本男子チームは、すでに選考基準をクリアしていた水谷隼(beacon.LAB)、丹羽孝希(青森山田高)と代表選考会で優勝した張一博(東京アート)に加え、岸川聖也(スヴェンソン)、松平健太(早稲田大)、高木和卓(東京アート)の3名がシングルスにエントリーされた(代表枠は6名)。
 岸川は昨年の世界団体選手権でバウム(ドイツ)、ロンドン五輪で呉尚垠(韓国)に勝利し、松平健はアジア選手権で金珉鉐(韓国)に勝利。そして高木和は韓国オープンで呉尚垠に勝利したことに加え、先月行われたオーストリアオープンで現五輪・世界王者の張継科(中国)に勝ったことが大きくものを言った。
 「村松雄斗(JOCエリートアカデミー/帝京)をはじめ、10代の選手たちの潜在能力も高く評価しているが、今回シングルスの代表に選んだ6名を超えて代表入りするのはまだ難しいと判断した。パリ大会では3種目でメダルを狙う。特に男子ダブルスと混合ダブルスではチャンスがある」(倉嶋監督)

 また、全日本選手権でベスト16に終わった前全日本チャンピオン・吉村真晴(愛知工業大)のエントリーについて、倉嶋監督は「昨年度の全日本選手権優勝に加え、オーストリアオープンのU-21シングルスでフランチスカ(ドイツ)と村松に勝って優勝した。前回の世界団体選手権に続き、継続的に代表に加えることでさらに成長してほしい」と語っている。

 女子はすでに福原愛(ANA)、石川佳純(全農)、平野早矢香(ミキハウス)の3名が選考基準をクリアし、森薗美咲(日立化成)が選考会で優勝。男子よりひとつ多い7名の枠に対して、残る枠は3名。全日本3位の藤井寛子(日本生命)と松澤茉里奈(淑徳大)、そして全日本女子ジュニア優勝の松平志穂(四天王寺高)という人選になった。
 「藤井は前回の世界選手権個人戦でベスト32、昨年のアジア選手権でベスト16という国際競争力、松澤は昨年のジャパンオープンで当時世界ランキング18位の梁夏銀(韓国)に勝っていることを評価した。松平は国際競争力向上への潜在性を評価して選出した」(村上監督)

 明日2月5日から11日まで、男子代表合宿と女子NT合宿が味の素トレーニングセンターで行われ、2月は中東でのクウェートオープン、カタールオープンというワールドツアー2大会が控えている。3月にワールドチームカップ、4月に韓国オープンやアジアカップなど大会が目白押しだ。