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フォルクスワーゲンオープン・荻村杯2006

大会もいよいよ最終日 24日の見どころ

2006フォルクスワーゲンオープン荻村杯も、いよいよ最終日。フロアにはセンターコートが1台と、練習用の2台のみが残された。こんなコートでプレーできたら気持ち良いだろうなあ、と思い浮かべながら最終日の見どころをお伝えします。

 10時スタートの女子シングルス準決勝、日本の福岡春菜が勝ち残った。対戦相手は郭炎(中国)。04年トヨタカップ(団体戦)で対戦し、1-3で敗れている。2年前はほぼノーチャンスだったが、福岡の技術レベル、戦術の幅は当時とは比べものにならないほど向上している。郭炎が中陣からパワーで攻めてきた時にしのぎ切れれば、チャンスは十分あると見た。準決勝のもう一試合は陳晴対王越古。日本の十六銀行でも活躍していた王越古だが、今大会彗星のように飛び出した陳晴の粒高ショートと、弾けるような前陣速攻には相当手こずるだろう。

 男子シングルス準決勝は11時30分スタート、世界ランク1~4位がベスト4に顔を揃えた。組み合わせは王励勤対馬琳、ボル対王皓。王励勤と馬琳は中国でも「竜虎」と形容される両雄、対戦成績も王励勤の6勝4敗とほぼ互角だ。ボル対王皓は、04年世界団体選手権の決勝トップで対戦し、王皓が完勝した試合が思い起こされる。しかし、今大会はボルも絶好調だ。

 男子ダブルス決勝は王励勤/陳杞と馬琳/王皓の対戦。中国は08年北京五輪で初開催の団体戦をにらみ、04アテネ五輪優勝の馬琳/陳杞ペアを崩していくつかのペアリングを試しているようだ。女子ダブルス決勝は王楠/陳晴vs帖雅娜/張瑞。陳晴がキープレーヤーになりそうだ。

 さあ、今年のチャンピオンは誰になるだろうか。