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速報・現地リポート

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第15回アジア競技大会(卓球競技)

本日のメインイベント、男子団体決勝戦、中国対韓国が18時より始まった。前大会でも、ブレーメンの世界戦でも中国にストレート負けを喫している韓国。リベンジに燃えるコリアンチームだが、中国の壁はあまりにも高かった。
トップは、王皓対柳承敏。互いに最初からエンジン全開で、強烈な3球目ドライブを決め合う展開に。得意のフォアドライブで果敢に攻めた柳承敏が10-9と先にゲームポイント、しかし王皓が集中力を切らさず、1本とりジュースに持ち込むと、その後も先に攻めきって、逆転でゲームを奪った。この逆転で、柳承敏は本来の力を見失い、一方王皓は裏面ドライブにさらに磨きがかかる。2、3ゲームは王皓の一方的な展開で進み、柳承敏は為す術なく敗れた。2番、馬琳対呉尚垠。両者当たると強いがなかなか流れをとどめられない。勝負は最終ゲームに持ち込まれたが、最後は実力に勝る馬琳が呉尚垠の武器を封じて、勝利をおさめた。そして、中国は王手となり、3番は陳杞対朱世赫。序盤から陳杞がすさまじい当たりを見せ、朱世赫は防戦一方。厳しくコースをついたスピードドライブにタッチすることすらかなわず。陳杞の勢いは止まらず3ゲーム目の後半へ。しかし、突然流れが朱世赫に傾く。徐々にカットが入り出すと、カウンターのドライブも炸裂。焦る陳杞から思い切りの良さが消え始め、結局3ゲーム目は逆転で朱世赫が取る。4ゲーム目も朱世赫のカットに陳杞は苦しめられるが、なんとかドライブを打ち続ける。白熱のラリー戦は、最後まであきらめずに攻め続けた陳杞に軍配は上がった。今大会も中国がストレートで韓国を退け、優勝。韓国はまたしても銀メダルに終わった。

男子団体●決勝
中国 3-0 韓国
王皓 10、4、4 柳承敏
馬琳 -8、6、6、-5、3 呉尚垠
陳杞 6、2、-9、9 朱世赫