会場を沸かせた日本の健闘と気力だった。負けたとはいえ会場の人に感動を与えるような試合だった。トップの松平も惜しかった。高木和はいずれも競り合いで2点落としたがそこにはわずかな差しかない。大矢も魂の卓球を見せた。堂々の準優勝だった。
「優勝したかった。でも決勝までいけたのは収穫があった。この悔しい思いが彼らがシニアになった時に生きてくると思う。相手の方がサービスが断然に良かった。ラリーでは差がさほどなかったが勝負所でいいサービスを出され、それをうまくレシーブできなかった。高木和は2点落としたがいいゲームをして十分に評価できる。もっとサービス力さえついていけば十分にやれる。今年は中国も2年連続負けられないという必死さが伝わってきた。高木和、松平健太、大矢、彼らの卓球は間違っていない。これから世界ランキングをあげていくだけ。2位といっても胸を張って、これからの個人戦を戦いたい」と河野監督。
〈男子団体決勝〉
日本 1-3 中国
松平健 4-11, 11-7, 11-13, 9-11 徐克
高木和 15-17, 8-11, 11-9, 2-11 呉ハオ
大矢 11-8, 5-11, 11-8, 7-11, 11-6 姜海洋
高木和 13-15, 10-12, 10-12 徐克