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第4回世界ジュニア選手権大会

 高木和卓はエースとして素晴らしい試合を見せた。試合の流れのつかみ方、競り合いでの技術不足などがあるが、1年前と比べたら比較にならないほど成長している。何より気持ちのこもったプレーは見る人を感動させる。「中国のサービスがいいので、それでプレッシャーになって弱気になった面がリードした時にあった。レシーブ力も向こうが上だった。でもラリー戦では互角だった。自分がリードした時は自分では気を抜いていないが簡単に失点をすることがあり、1本の大切さを今回経験した。競った時に凡ミスも出た。レシーブからの戻りが速くなっているのでそれがカウンターの向上につながっている。エースとして勝たなくてはいけないし、チームを盛り上げなくてはいけなかったから、そう心がけた。チームの雰囲気は良かった。自分の力不足だった。もっと強くならないといけない。シングルス優勝するつもりで頑張ります」。
 大矢英俊は自分の世界を持った選手だ。非常に繊細な面と豪放な面の両面を持ち、卓球も独特だ。これからはいかに得意のフォアハンドに結びつけるか、台上技、フットワーク、戦術を磨いて欲しい。「世界ジュニアに選ばれた時点で、ぼくは3番に出ると何ヶ月も前から準備していた。団体戦では3番がすごく大事、だから絶対に勝つ気持ちを持った。きょうは1セット目は相手は下回転系を出してきたのが、2セット目から上回転系を出してきてそれが結構わからなかった。3セット目からはストップしないでフリックしてラリー戦に持って行こうと思った。最後は一か八かかけて自分が思ったようにやろうと。みんなで試合前に元気よくやろうと、挑戦しようと声をかけた。ぼくらに足りなかったのは・・中国のサービスに負けた。ぼくは2年前からベンチを外され悔しい思いをしてきたので、このチャンスに絶対勝つぞと思った」。
 15歳の松平健太は世界という舞台での団体戦の独特の雰囲気を味わった。来年は高木和のあとのエースとしてチームを牽引する役目になる。「1-1の3セット目にジュースになって、相手のサービスを1本も返せなかった。もっと1本1本考えてレシーブしなければいけなかった。トップで出て緊張はなかったけど、勝たなければいけないという気持ちが強かった。いい勝負だったけど競った時に得点できなかった。相手のサービスは球種はわかっていたけど、予想以上に切れていた。みんなの力を合わせてやれた団体戦だった。団体戦はもっと負けていても声を出してやらなくてはいけない」