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全日本卓球選手権大会

「前回は負けていたので、向かっていくだけだなと思ってましたが、相手のほうが勝負どころではいいボールが出てましたし、自分がいいボールだと思っても、それ以上のボールが返ってきた。相手のフォアがイヤだったので、バックに持ってったのですが、やはり要所、要所でもっとフォアとかミドルを狙えば良かったと思います。
前回の全日本の決勝では、気持ち的にホントに勝ちたいという気持ちが薄かった。決勝に初めて行けて、その時は初ランクだったので、その時点で満足していた自分がいました。しかし、今回は気持ちの面で充実していましたし、競った場面でも思い切ってプレーすることができたので、悔いがないということはないですが、まぁやれることはやったと思います」と試合後に述べた藤井。
3年前のリベンジに燃えたが、今回も敗れた。バランスの良いオールラウンダーだが、一発の攻撃力、フォアハンドでの積極性、またラリーでの安定性において、平野に若干劣っていたように見えた。しかし、2度目の決勝進出を果たし、その高い実力を証明したのも確かだろう。努力を惜しまない彼女ならば、三度決勝の舞台に立ち、笑顔で表彰台のてっぺんに登るのも夢ではない。この悔しさをバネにして、さらなるステップアップをしていくことを期待したい。