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速報・現地リポート

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世界選手権ザグレブ大会(個人戦)

【女子シングルス1回戦】
福岡  4(11-9,11-3,11-6,11-3)0 レッコ(セルビア)
福原  4(10-12,11-4,14-12,11-6,11-8)1 バク(ポーランド)
第1ゲームの10-7で福原のリード。ここで低いバックに来たツッツキをフルスイングで打ちバックハンドのミスをした結果、10-8で相手のサービスになり、その後、連続4失点。10-12で逆転負けをした。この1ゲーム目の敗因を考える。福原が11-7をこのゲームを取ろうとしたが、詰めの段階で接戦の時と大量リードの時の得点の仕方は自ずと違う。福原もよく知ってはいるが、世界選手権や五輪と言った場面では1球たりとも無駄なポイントを相手に与えてはならない。
1点で取れる時には全力で、11-1で勝つのが世界選手権である。福原は4-1で勝ったが、実力的には各ゲーム4,5点で勝てる相手だった。福原が世界でメダルを取るためには、この辺の詰めに失敗をしないことだ。将棋で言えば、詰めの段階に入って1手間違うことによって、逆転される世界である。だからこそ詰めで戦術を間違わないことである。強いて言えば、強打で取るのか、ラリーで取るのか、福原であれば状況に応じてやれるはずである。