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速報・現地リポート

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世界選手権ザグレブ大会(個人戦)

ベスト8決定戦 ボル対クレアンガ
 戦術分析を行おう。
 ボルが徹底的にクレアンガの強打を封じ込めた。クレアンガの両ハンド、特にフォアハンドのクロスとストレートへのフルスイングのドライブに対して、ボルの対応は困難であり、そのため徹底して、クレアンガのバックミドルのコースへボールを集めた。クレアンガはバックハンドもコースを突いて入れるだけで、ボルの前陣でのフットワークによってそのボールを狙い打ちされた。とは言っても、時々放つクレアンガの両ハンドドライブには世界一流の威力があった。
 やはり現代卓球で勝利を得るためには徹底的に相手の弱点を見抜き、最後まで攻め続けることが重要である。特にボルの速攻とカウンターテクニックを織り交ぜたプレーは、中国に対しても脅威になる存在と言える。