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フォルクスワーゲンオープン

 女子シングルス予選リーグ、「選手が通りますので通路を空けてください!」という声が飛び交う中、テレビカメラをかき分けて石川佳純が登場。スタンドからも賑やかな声援が飛ぶ。
 対戦相手は格上のパオビッチだったが、石川は序盤から両ハンドの小気味良い強打でペースを掴む。特筆すべきはそのフォアスマッシュ。会場を見渡しても、また近年の日本選手を思い返してみても、これほどフォアスマッシュを多用する選手は見つからない。打点の早いバックハンドで振り回し、レシーブからフリック強打で攻め込み、そしてとどめのスマッシュ。競り合いながらも要所を締めて見事な勝利をおさめた。

●女子シングルス予選リーグ
石川(ミキハウスJSC) 10、10、-10、2、6 パオビッチ(クロアチア)

 なお、会場を訪れている千葉ロッテ監督のボビー・バレンタイン、すっかり「かすみんファン」になったようで、記者会見でこんなコメントを残した。
「楽しみながらゲームをしているように感じられたね。さすがは将来を嘱望される選手だと思った。多くの観衆の前でやることになるだろうけど、一球一球集中してやれば良いと思う。機会があったら、ぜひ千葉マリンスタジアムにも来てもらいたいね!」