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フォルクスワーゲンオープン

 バック表の速射砲がトレードマークの、香港の姜華君。女子シングルス3回戦で、張怡寧と見せたラリーはまさに世界最高峰の速攻戦。互いに決して前陣を譲らず、徹底して張怡寧のバックミドルにボールを集め、フォアに飛ばされたボールをさらにフォアを切るボールで打ち返す。現在、世界のトップクラスでも、バック表ソフトの選手は決して多くはないが、姜の表ソフトによるミート打ちの安定感、スピードはまさに世界一流の技術。昨年のクウェートオープンで張怡寧、郭躍らを連破した実績はダテではない。
 中国・山東省の出身で、一昨年から中国香港に移住。超級リーグでは現在でも山東魯能でプレーを続ける。昨年の荻村杯では田勢美貴江に敗れているが、この選手の実力はホンモノ。バック表ソフトの選手が多い日本の女子選手には、ぜひ参考にしてほしいプレーヤーだ。ザグレブ大会で3位に終わり、今大会からリスタートか、と思われた張怡寧だが、いまひとつ気合いが乗らないまま敗れた感があった。

●女子シングルス3回戦
姜華君(中国香港) -9、9、7、6、-8、5 張怡寧(中国)