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フォルクスワーゲンオープン

 女子シングルス準決勝。昨年の本大会決勝で7度のマッチポイントを逃し、王越古(シンガポール)に大逆転負けを喫した郭炎が、3回戦で張怡寧を下した姜華君に完勝し、決勝進出を決めた。
 バック面表ソフトの、威力と安定性を備えたミート打ち連打を軸に、前陣での打ち合いには抜群に強い姜華君に対し、郭炎は台から少し距離を取り、安定感のある両ハンドドライブで攻める。かつては一球取るごとに「チョー!」を連発していた郭炎だが、昨年くらいから静かな戦いぶりに変わり、要所だけ声を出すようになった。
 第1ゲーム、10-9から郭炎がループ気味に打ったバックドライブがエッジになり、このゲームを取ったのが大きく、郭炎が3ゲーム連取。フォアクロスを切る厳しいコースのドライブで姜を泳がせて、そこを警戒すれば今度はフォアミドルへドライブと、巧みなコース取りを見せた。姜華君もラリー展開ではほぼ互角、第4ゲームを取り返したが、第5ゲームは0-5、3-9と離され、快進撃はここでストップした。

●女子シングルス準決勝
郭炎(中国) 9、7、9、-9、6 姜華君(中国香港)

Photo左:郭炎、勝負どころでの気合いは健在
Photo右:姜華君、敗れたとはいえ今大会の快進撃は見事