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フォルクスワーゲンオープン

 女子ダブルス決勝は韓国のカットペアを強打で崩し、反撃をカウンターで打ち抜いた郭躍/李暁霞組が制した。
 中国ペアは李暁霞が回転量の多いドライブでチャンスを作り、郭躍が切れ味鋭い強打で打ち抜く作戦。郭躍の強打にややミスが目立ったが、李暁霞のカット打ちにミスがなく、韓国ペアを寄せ付けない。3ゲーム目を落としたものの、終始優勢を保って優勝を決めた。
 韓国ペアは攻撃する場面がほとんど見られず、数少ない反撃の機会やカーブロングをことごとく中国ペアにカウンターされた。もう少し早いタイミングで切れたツッツキを送り、有利なラリー展開に持ち込むべきではなかったか。強打の中国ペア相手にカットオンリーでは、さすがに勝機が見いだせなかった。

 超級リーグでは山東省の山東魯能に所属する李暁霞だが、もともとは遼寧省の出身で、郭躍ともダブルスを組んでいた。郭躍が先に頭角を現し、牛剣鋒とのペアリングでアテネ五輪で銅メダルを獲得した。その後、李暁霞の急成長でこのペアが復活。今後、中国女子チームのエースダブルスはこのペアになっていくだろう。

●女子ダブルス決勝
郭躍/李暁霞(中国) 5、2、-9、7、8 金キュン娥/朴美英(韓国)