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第5回世界ジュニア選手権大会

 世界ジュニアも残すところ最終日だけとなった。
 日本勢、特に男子は水谷、松平健太という大物を欠きながらも健闘している。男子団体に続き、松平賢二・上田の男子ダブルスはメダルを獲得し、明日金メダルを狙う。松平・石川は惜しくも銅メダル。女子ダブルスでは石垣・若宮が銅メダルとすでに4個のメダルを獲得した。松平は3個のメダルにからむ活躍を見せた。弟の健太とは対照的で世界という舞台では卓球センスよりも、まさに努力とひたむきなプレーで勝利をもぎ取るタイプだ。「台上プレーとバックハンドが課題。それがなかったら世界で戦えない」と河野監督にも試合後にハッパをかけられていたが素直に聞く松平。決勝進出を決めた男子ダブルスの試合終了後も上田と確かめるように練習。きらめくセンスがない分を努力で必死で埋めようとする彼の姿は素晴らしい。
 女子では、やはり石川の卓球センスが光った。松平との混合ダブルスでも中国男子のボールをカウンターで狙うなど、非凡なラケットさばきを発揮した。連戦による疲れかシングルスでは準々決勝で敗れたが、もう少し体力があれば乗り切ったのではないか。そのボールセンスはこの大会で光っていた。来年の大会では優勝候補になるだろう。
男子シングルスではベスト4に中国選手は一人だけ。あわや全滅という結果になるところだった。今回の中国代表がレベルがさほど高くない証拠だろう。

写真左は準決勝進出を決めた中国の許鋭鋒、右は石川