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全日本卓球選手権大会

●男子ダブルス 決勝
岸川/水谷(スヴェンソン/青森山田高) 4、9、-7、16 倉嶋/田勢(協和発酵)

 男子ダブルス決勝は、世界選手権ダブルスベスト8の岸川/水谷と、社会人の実力派ペアである倉嶋/田勢の意地がぶつかり合うナイスゲームとなった。
 第1ゲームは3-4からの6点連取もあり、あっさり奪った岸川/水谷。第2ゲームは序盤から倉嶋のフリックレシーブがよく決まり、5-9とリードされるが、ここから幸運なネットインなどもあり6本連取で逆転。この2ゲーム目を逆転で取ったことで、勝利をグッと引き寄せた。第3ゲームは、6-6から田勢が威力あるカウンタースマッシュなど好プレーを連発して、倉嶋/田勢が1ゲームを取り返す。
 迎えた第4ゲーム。カウントが離れないシーソーゲームが続き、10-9で岸川ペアが最初のマッチポイント。しかし倉嶋ペアが追いつき、ここから互いに中陣に下げられても、粘り強く返球する見応えのあるラリーが続いたが、16-16から水谷が逆モーション気味にバックストレートへフォアドライブで打ち抜き、最後は田勢が3球目でストップしたボールがネット。18-16という壮絶なスコアで、岸川/水谷が2連覇を決めた。

★岸川/水谷の優勝インタビュー

-手に汗握る最終ゲームでした 今のお気持ちをお聞かせください!
岸川「優勝しか狙ってなかったんで、嬉しいです」
水谷「そうですね、本当に優勝狙って練習してきたんで、達成できて嬉しいです」

-今回のダブルスのキーポイントはどこにありましたか?
岸川「去年チャンピオンになって、今年は相手に向かって来られるので、挑戦者の気持ちでやろうとすごく思ってました」
水谷「準々決勝から厳しい戦いでしたが、一戦一戦力を合わせて戦いました」

-決勝で対戦した倉嶋/田勢ペアはどうでしたか?
岸川「協和発酵さんはダブルスがすごく強いので、試合前に水谷と話し合って作戦を練りました」
水谷「試合前に何回もふたりで作戦を話し合って、1ゲーム目はそのとおりにゲームを取ることができて、試合を優位に進められました」

-会場へのメッセージをお願いします!
岸川「ダブルスに関しては世界でのメダルを目指しているので、それを達成したいです」
水谷「やっぱりこの大会で優勝することによって、日本のエースダブルスとして、これからも世界で活躍したいです」

-水谷選手は明日のシングルスもありますね?
水谷「はい、一球一球全力で打ち込んで、2連覇目指したいです」