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速報・現地リポート

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全日本卓球選手権大会

 昨年の準決勝と同じ対戦カードとなった吉田海偉vs大矢英俊。ともにやや慎重なプレーで、互いの持ち味である3球目パワードライブが見られる場面は少なかったが、ゲーム終盤でひたすらフォアドライブに徹した吉田に対し、大矢はバックで守りに入ってしまった。
 バックでの前陣ブロックがうまくなっている大矢だが、一度守勢に回ると当てるだけのブロックになってしまうウイークポイントが、昨年の準決勝でも目についた。守備から攻撃への転換が今後の課題か。吉田は大矢の心理状態を冷静に見抜き、無理をせずに回転のかかったドライブを大矢のバックに集めた。

「フォアに飛ばしてからバックを突いて、バックを振らせる展開だったけど、相手のフットワークが予想以上に速くてビックリした。吉田さんにはオーラがあった。今大会で世界ランキング17位の韓陽さんや、60位台の岸川さんに勝てたので自信になりました。パフォーマンスはお客さんが喜ぶので…、自然に出ちゃいますね(大矢)」