やっと広州国際空港についた。うまれて初めての中国だ。トイレの戸がないんじゃないかとか心配していたが、空港内は日本と変わらなかった。英語も書いてあって分かりやすい。
荷物の受け取り場で、係員に写真撮影をしていいかと聞くと「いい」というので撮影したが、撮影した後で「撮影禁止」の看板があってびっくりした。よくわからない。
ロビーも近代化されていて、日本やアメリカと何も変わらなかった。コンビニエンス・ストアが「便利店」と書いて直訳でわかりやすい。まさに「便利」だ。
ホテルまでタクシーに乗ろうとして、空港の窓口で聞くと、300元かかるという。300元といったら5000円だ。「そんなに!」と驚くと地図を出してきて、「この空港は新しいので郊外にあって1時間かかるんだ」とのこと。さすがに空港の窓口の人は英語が話せるので助かった。バスはないのかと聞くとなにやらぶつぶついって「タクシーで150元だ」という。わけがわからない。それで乗り場から150元と書いた紙を見せてタクシーに乗った。前の席と後の席の間に鉄格子が張ってある。途中で運転手が車をとめて私に「ペンを貸せ」と手招きをする。ペンを貸すと、紙に「180元」と書いてよこした。めんどうなので「OK」と言うと彼は喜んで笑った。英語はまったく通じないのだが、機嫌がよくなって「ホンホンホンホン」と中国語を話していた。私もときどき真似をしたが意味はわからない。どうみても30分ぐらいでホテルについた。