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世界選手権広州大会(条太の広州ぶるるん日記)

 福原、危なげなく3-1で勝った。2番、平野がこれまた帰化選手のリー・ジエというカットマンと対戦中。ゲームカウント2-0でリード。

 隣の隣のコートでは、世界チャンピオンの王励勤がルーマニア戦の1番で世界ランク74位のフィリモンに1-3で負けた。怖ろしい世界だ。観客は半分くらいの入りだが、日本と違い、歓声が凄い。5歳くらいのこどもが「チャーヨ、ワンリチン!」と叫びまくっている。ガラの悪い親父たちも野次だかなんだかとにかく凄い。いちいち「おおーっ」とか「あおーっ」とか全然気にせずに各自が叫んでいる。素晴らしい。日本の卓球の試合ではたとえ世界選手権でさえも味わえない興奮だ。

 王の敗戦に腹を立てているかのように2番の陳杞がクリサンを吹き飛ばした。信じられない速さの回り込み。「お前、今自分の足で動いたのか?」と言いたい。

 あっという間に次の王皓が登場し、チオティをあわや0ゲームにするところ。結局1本とられ、11-1で1ゲーム目を取ったのだが、それでも観客は大歓声だ。すごい愛国心だ。