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世界選手権広州大会(条太の広州ぶるるん日記)

 平野が2番で逆転勝ちした。1,2ゲームは堅くなっていてなにもかも入らず。相手の文玄晶のペンの高く浅いドライブにタイミングが合わずバックブロックをミスしていたのがその元だったと見る。カウンタードライブ気味の薄く当てるブロックなので高く浅いボールに対しては難しいだろう。ときおり平野が思い切ったスマッシュを打ったのになぜだかそのフォアクロスのスマッシュをペンのくせにストレートにカウンター。何者やコイツ。これが全日本チャンピオンに対する態度かと言いたい。渡辺くんに聞くと、文玄晶は上海大会で王楠に勝ったことがあるほどの由緒ある選手らしい。そんなやつ日本国内にはいないわけだから、当然全日本とは違うのだ。平野がふがいないわけではない(試合だけ見ると、相手が上手いのではなくて平野がただ入らないように見える)。

 3ゲーム目、私の後で高島さんが私にささやくように解説していたためかどうかはわからないが、だんだんと相手が固くなってジュースでこれを取り、私が便意をもよおしてトイレから帰ってきたらすでに2-2。最終ゲームの平野は人が変わったように落ち着いて両ハンドでブロックして機を見てフォアで回り込みドライブをして最後は突き放した。

 最終ゲームはたまらずフェンス後に移動。取材陣のふりのはずが、ついついガッツポーズしてしまう。神様仏様平野様といった心境だ。